「5万円から1億円作る」銘柄選びの"地道な王道" 「インフレ時」こそ、株式投資を始める絶好機
東洋経済オンライン / 2024年7月15日 17時0分
あるいはよく利用している鉄道やバスなどの交通機関の企業。ほかにも趣味の世界に関する企業も狙い目でしょう。映画好きなら映画関連会社、ゲームが好きならゲーム関連会社といった具合です。
熟知している分野なら、いち早く「変化」に気づくことができます。有望な銘柄は、その変化がわかるからです。
自分だけの情報をいち早くつかむことができるため、日常生活の中で目にするさまざまな企業の活動に注目してください。そうすれば、決算の発表を待たずして、いち早く企業の変化やその業績の変化を察知することが可能になります。
そこから投資対象の候補となる企業をピックアップしていき、企業の活動や歴史、経営陣のプロフィールにも注目していくのです。
スルーしがちな「社長のあいさつ」と「沿革」
企業のホームページを見る
「この会社は有望じゃないか」と目星をつけたら、どんな会社かもっと詳しく調べましょう。
インターネットでその会社のホームページを覗いてみます。会社の理念から業務内容、そして沿革などもチェックしたいところです。ホームページはその会社の「顔」です。雰囲気だけでも重要な判断材料になります。
その中で重要なのが、業務内容や製品情報、財政状況、そして業績です。
業務や製品は、その企業の業績や将来性にかかわります。そして業績は、企業が発表する決算短信でチェックできます。決算短信は年1回の本決算のほか3カ月に1回、四半期決算が発表されます。その都度、最新の経済状況や業績(実績・予想の両方)が発表されます。
軽視できない企業の沿革&社長のコメント
ベテランの投資家でも割とスルーしてしまいがちなのが、「社長のあいさつ」と「沿革」です。
企業の顔である社長の人柄も、企業の将来性にかかわりますが、重要なのが「企業理念」です。世の中にどれだけ貢献し、人々の役に立つか、その決意を読み取りましょう。
社会的責任をしっかり果たそうとする姿勢は、いずれ企業の業績にも反映されます。「自分たちさえ儲かればいい」という企業は、いずれ世間から見放されます。不祥事を起こして株価を大きく下げるような会社は、その社会的責任を果たそうという気概に欠けるものです。
もう一つ見逃してしまいがちなのが「沿革」。創業からどういった経緯で成長を遂げ、上場企業となって現在に至るか。これも見逃せないポイントです。
創業時とはまったく異なる業態になっている企業も
創業から一貫して同じ業種の企業が多いなか、新興企業の中には上場時とまったく異なる業態になっている企業もあります。
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