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iPhoneの「ホームボタン」が消えていく深い意味 「心の支え」だった人はどうすればいいのか?

東洋経済オンライン / 2024年7月16日 13時0分

なぜ、ホームボタンを闇に葬ろうとしているのか

アップルが、ホームボタンを取り払おうとしているのには、いくつか理由がある。

ひとつには、アップルには常にもっともシンプルなものを高く評価するという、昔からの方針がある。

たとえば、アップルが手本にしたパロアルト研究所のマウスには3つのボタンがあったが、最初のMacintoshのマウスには1つしかボタンはなく、現在のMacのマウスにも、MacBookシリーズのトラックパッドにも、もはやボタンがないように見える(実際には、ボタンがあるべき位置を押すとボタンとして機能する)。

アップルはその歴史において、あらゆるボタンや、ポート、ケーブル類を削減してきた。

アップルのポリシーにおいては、常にシンプルなものこそが優れているのだ。ユーザーを惑わさず、機能を優れたものにして、コストを削減するには、ボタンやポート、ケーブル類を削減する必要がある。

ホームボタンは故障も多い部品

実際に、ホームボタンは一番使われるボタンだし、上面にあるから力強く押されることが多い。だから、故障の多い部品だった。初期の頃のiPhoneを使っていて、ホームボタンが故障して反応しなくなった記憶のある人も多いだろう。

iPhone 4Sからは、物理的にボタンが沈む構造は取り払われ、ボタンは動かず、Tapticエンジンという特殊な振動を生み出す構造で、ボタンが沈んだと錯覚させる仕組みになっている(現在のiPhoneもそう)。

また、すでにiPadでは、iPad(第9世代)を最後にホームボタンは廃止されている。

教育関連で使われているスタンダードモデルのiPadも、高齢者も使っているiPhone SEと同様にホームボタンの重要性が高かったが、アップルはiPadにおけるホームボタンをあっさりと葬り去ってしまった。

こうして考えてみると、次世代のiPhone SEである、iPhone SE(第4世代)がホームボタンを持っている可能性は低いように思える。

ホームボタンを持たないiPhone SEの登場はいつ?

実際のところ、さまざまな噂が流れているが、アップルの新製品の噂はウソでもないでもPVを稼げるものだから、多くのメディアが扱う。実際のところ、非常にアップルに近いアップル本社での発表会に呼ばれるような筆者のようなメディア・ライターにも情報解禁日までは情報は明かされないのだから、多くの情報には信憑性がないと言っていい。

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