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「根拠のない自信」持つ人に共通する"すごい特徴" 思考停止に陥る「3つのワナ」にはまらないコツ

東洋経済オンライン / 2024年7月17日 19時0分

③ いま、素直にどう感じているか?(=本音の感情)

④ 明日からどんな工夫をしてみるか?(=次なる行動)

実際の例として、健康診断を間近に控えたカフェ好きの女性Dさんの内省を見てみましょう。

できたこと:レジ横に並んだ焼き菓子を買うのを我慢できた

①具体的に何があったのか?

7月9日のランチタイム、お気に入りのカフェに同僚のTさんと一緒に入ったが、いつもは追加で買ってしまう、レジ横に並んだ美味しそうな焼き菓子を、買わずに我慢することができた。

②なぜそれができたのか?

ウエストが気になってきたし、最近、体重が増えやすくなったような気がするから。また、今度、健康診断もあるので、それまでには少し絞ったほうがいいと考えたから。

③いま、素直にどう感じているか?

お菓子を我慢できたことはうれしい。自分もやればできるな、と思う。ただ、このまま健康診断を受けるのはちょっと不安。少しは運動をしないとまずいかなと思う。

④明日からどんな工夫をしてみるか?

お菓子を我慢するだけじゃ足りないかもしれない。最近、体を動かしていないから、健康のためにも少し運動をしてみよう。とりあえず明日から、会社ではエレベーターを使わず、階段を歩いてみることにしよう。

「内省」は「反省」とは違うもの

ここでいう「内省」は、「反省」とは違います。

反省のように「できなかったこと」を振り返って原因を探っていくのは苦しい作業ですが、「できたこと」を振り返って内省するのは、むしろ楽しい作業なのです。

そして、さらによくするための工夫や発見があれば、もっとうれしくなりますよね。

考えついた工夫を実践したら、またさらに「できたこと」が増えていくのですから。これを繰り返すことで、自分をポジティブに変化させていくことができます。

また、日々の中で書き出した「できたこと」には、あなたの価値観が表れます。1週間分の「できたこと」はつまり、あなたが人生の中で大切にしていることの集まりです。それを通じて自分を深く知ることは、とても意味のあることなのです。

「内省」とは、単なる日記を書くのではなく、自分を深く観察すること。よく考えて自己分析する行為です。

ところが、深く考えようとしても、なぜか思考が止まってしまうことも多いものです。最後に「思考停止に陥る3つのワナ」を紹介しておきます。

思考停止に陥る3つのワナ

ワナ① 感情が先に立つ

人間ですから感情があります。でも、「うれしい」「楽しい」「悲しい」「不安だ」といった感情が先に立つと、文字通り「感情的」になってしまい、事実を冷静に見つめることができなくなります。

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