「根拠のない自信」持つ人に共通する"すごい特徴" 思考停止に陥る「3つのワナ」にはまらないコツ
東洋経済オンライン / 2024年7月17日 19時0分
感情に触れることは、行動につながる大切な要素ですが、感情が先にくると、深い思考の妨げになってしまいます。あくまで「事実を冷静に見つめたあとに、感情に触れる」という順番がよいのです。
ワナ② 程度があいまい
程度を表す言葉をいい加減に使ってしまうのは、思考が停止している証拠。「徹底的に」「積極的に」「主体的に」といった「○○的に」という言葉や、「しっかり」「もっと」「はっきりと」などの副詞を使った言葉は、どの程度のことを表しているのかは非常にあいまいです。
たとえば「積極的にコミュニケーションを取る」といっても、実際にどれくらい何をするのかはよくわかりません。
ワナ③ 報告文になってしまう
内省は「自分自身の心との会話」なのに、まるで上司に報告するかのような文章を書いてしまう人もいます。
「今週はできませんでした。すみません。来週がんばります」のような文章は、他人に向かった反省文です。自分の心との本音の会話ではないので、やる気に影響を及ぼすことはなく、前向きな行動につながることはありません。
これら「3つのワナ」によって、人は深く考えることをしなくなってしまいます。
そうした状態に陥らないためにも、先ほどの「4つの質問」があるのです。ぜひこれらを駆使して、より深く自分を知るのに役立てていただければと思います。
永谷 研一:行動科学専門家、発明家、株式会社ネットマン代表取締役社長
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