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「年収の高い仕事」「低い仕事」を分ける残酷な要因 「業界・職種・努力・情熱…」では決まらないワケ

東洋経済オンライン / 2024年7月17日 8時20分

私たち個人も、なぜ働くのか?という自分のパーパスを明確にすることで、毎日の仕事がより充実したものになり、かつ何歳まででも続けられる、持続的なものになると筆者は考えています。

パーパスなどというと、そんな大それたことは自分には考えられない、と思うかもしれません。しかし、パーパスは必ずしも大それたものである必要はありません。

筆者が先月上梓した働きかた小説『幸せな仕事はどこにある』には、次のような会話があります。

自分のパーパスやミッションといっても、誰もがイーロン・マスクのように、文明や環境の危機から人類を救う必要はないわけだ。

社会課題とベストの自分が交わる点は、かならずしもそんなドラマチックな場所にあるわけではない。

また、そうした場所にないからといって、その交点が存在しないわけでもない。

パーパスには、いろいろな形や大きさのものがあっていいのだ。

(中略)

「アコさんのパーパス、聞いてもいいですか?」

僕がそう言うと、アコさんは少し緊張したような眼差しで僕を見た。

「私のパーパスは、自分の目の前の人が『ベストな自分』を見つけて、それを実現するのを手助けすること」

『幸せな仕事はどこにある』第7章より

個人が生活をしていくには、先立つものが必要です。個人の場合は、パーパスが収入「より」重要だとは言えないかもしれませんが、少なくとも一度考えてみる価値のあるキャリアの評価軸なのではないでしょうか。

井上 大輔:マーケター、ソフトバンク株式会社 コンシューマ事業推進統括 プロダクト本部 新規事業開発統括部 統括部長

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