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10年間成婚できない彼が今もこだわる女性の条件 何年も婚活を続ける男女、何がいけないのか?

東洋経済オンライン / 2024年7月18日 10時0分

婚活歴10年。いまだ成婚できない男性が望む女性とは(写真:horiphoto/PIXTA)

婚活をスタートさせて、あっという間に結婚していく人と、100人以上とお見合いをしても結婚相手が見つからない人がいる。この差はどこにあるのだろうか?

仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、婚活で結婚できない人の理由について、事例とともに一緒に考えてみたい。

わが子をこの手に抱きたいシニア

婚活を苦戦する要因で一番多いのは、男性も女性も“子どもを授かりたい”という気持ちだろう。

【表で見る】気付かずやっていませんか?「お見合いで避けるべき言動」5つ

先日、面談に来たやすお(61歳、仮名、初婚)が言った。

「最後の思いとして、自分のDNAを残したくなったんです」

やすおは自営業で、「自分が元気なうちは現役を引退するつもりはない。若い頃から資産形成をしてきたので、子育てをしていくには心配いらない資産と預貯金がある」とのことだった。

やすおだけではなく、婚活市場には、50代、60代、70代になっても、結婚後に自分の子どもを希望している男性が多い。

46歳から「子どもがほしい」と婚活を始めたいわお(仮名)は、あれから10年が経ち、56歳になった今も、わが子を腕に抱くことを夢見ている。

自分は10歳年を取ったのだが、子どもが産める女性の年齢には限りがあるので、申し込みをする女性ターゲットは、据え置きのまま。年々女性との年の差が開いていくので、お見合いも成立しにくくなっているのだが、夢をあきらめきれない。

また、女性たちも、「最後のチャンスに」と40代を過ぎても子どもを望む人たちが多い。あやこ(41歳、仮名)も、そんな1人だ。

「ただ、授かるかどうかはわからない。だから、“どうしても子どもがほしい”という、子どもをマストにしている男性との結婚は難しいです。私に心理的なプレッシャーがかかるので、“できたら子どもがほしいが、できなければ、2人で仲良く暮らしていきたい”という柔軟な考えを持っている方がいいです」

そうした思いがありながらも、「男性の年齢は、自分の歳に近い人」としている。

“子どもがほしい”と願うアラフォー女性は、皆あやこと同じ歳の近い人を希望している。理由は、“子どもの父親になる男性には、なるべく長い年月働いていてほしい”と思っているからだ。

そうなると、子どもがほしい50代、60代、70代は、彼女たちの婚活ターゲットではなくなる。

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