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むくみスッキリ「梅雨太り」に効くスイカの食べ方 体にたまった水分を排出するお茶や運動も紹介

東洋経済オンライン / 2024年7月18日 10時30分

もともとむくみがちな人は、冷えてさらに代謝が下がって水太りの状態になっているので、太る原因が3つ(梅雨太り、夏太り、水太り)重なっているということになります。

このように「梅雨太りが起こるメカニズム」から考えると、これを解消するには、「体内にたまった湿邪(余分な水分や老廃物)を体外へ排出させること」と「基礎代謝を上げること」の2つが重要だとおわかりいただけたかと思います。

体から「湿」を排除する食材

いずれの原因でも、今の時期は余計な塩分や水分を排出させる働きである「利水(りすい)作用」のある食品を積極的に摂るようにしましょう。夏野菜や夏が旬の果物には利水作用を持つものが多いので、積極的に取り入れたいものです。

ただし、冷やして摂ると代謝がさらに下がり逆効果です。特に水太りの方はご注意ください。

では、どんな食材がよいかというと、薬効の大きな食材の1つは「スイカの皮」です。スイカの皮といっても一番外側の硬い部分ではなく、赤い実との間にある白いところです。

この部分は昔から「西瓜翠衣(せいかすいい)」という生薬で、むくみ解消や利尿作用、清熱(熱を冷ます)、解毒、口渇(口の渇き)を抑えるなどを目的に用いられてきました。

また、スイカにはアミノ酸の一種、シトルリンが多く含まれていますが、皮には赤い実の部分の2倍もの量が含まれていることがわかっています。

シトルリンは動脈のしなやかさを保ち、血流を改善する働きがあります。暑い時期は心(心臓や循環器全般)に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患が発症しやすくなります。これらの病気を予防するためにも、スイカの皮を有効活用していただきたいです。

スイカの皮には、ほかにもうれしい健康効果があります。

その1つは、脳内物質の一種で、“幸せホルモン”といわれるセロトニンの分泌を促進する成分が豊富に含まれているということ。セロトニンは“睡眠ホルモン”であるメラトニンの材料になる成分ですので、ジメジメ暑くて眠りが浅い、すぐ起きてしまうという方は、睡眠の質を高める効果があるスイカの皮をぜひ活用ください。

気になる食べ方ですが、スイカの皮は薄く切って、味噌汁の具やサラダに入れるとおいしく食べられます。

薄切りにして塩を少量まぶしてジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵しておくと、青臭さが抜けて食べやすくなります。大量にあるときは、保存袋に入れたまま冷凍しておくのがおすすめです。

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