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「石丸氏にも敗北」蓮舫氏の不透明な再起への道筋 4年後の再挑戦視野に、当面は「地道に活動」の構え

東洋経済オンライン / 2024年7月19日 10時0分

蓮舫氏(写真:時事)

満を持して都知事選に挑み、現職・小池百合子氏との「女傑対決」と煽り立てられた挙げ句、2位どころか3位に沈んだ元民進党代表・蓮舫前参院議員(立憲民主を離党中)の「今後」に、中央政界の注目が集まっている。「民進党代表時に初の女性首相候補にも擬せられた革新陣営のトップスターで、次期衆院選で国政復帰すれば、再び立憲民主の中枢で活動できる」(政治ジャーナリスト)とみられているからだ。

ただ、これまでに取り沙汰されていた出馬選挙区は新設の東京26区。すでに同区には、立憲民主を離党して無所属となった松原仁元拉致問題担当相に加え、自民党の公募で選ばれた新人で元財務官僚の今岡植(うえき)氏の出馬が確実。しかも日本維新の会の松原氏支援も取り沙汰されるだけに、蓮舫氏が「立憲民主・共産系候補」となった場合「現状では苦戦必至」(選挙アナリスト)との見方が少なくない。

そうした中、都知事選惨敗後、一部メディアやSNSなどネット上で目立つ“蓮舫叩き”に対し、蓮舫氏自身も連日自らのXに反発の投稿を繰り返している。ただ、その対応が「『批判するだけの政治家』との拒否反応につながるという悪循環に陥っている」(政治ジャーナリスト)ようにもみえる。

4年後「石丸vs蓮舫」が再現する可能性も

これも踏まえ、蓮舫氏自身もここにきて、国政復帰せずに都知事選再挑戦の意向を明らかにした。これに対し、都知事選で蓮舫氏の“天敵”ともなった石丸伸二・前広島県安芸高田市長も「国政より自治体のトップを目指す」として、都知事選再挑戦の考えもにじませる。このため、今後の展開次第では4年後の都知事選での「石丸vs蓮舫」が再現する可能性もあり得る。

しかも、圧勝での3選を踏まえ、小池百合子知事の周辺から「過去誰もいない4選に挑むのでは」との声も漏れてくる。このため、「もし4年後の都知事選も『小池・蓮舫・石丸』の“三つ巴”の戦いとなれば、今回以上の“政治的お祭り”となる」(選挙アナリスト)ことは確実で、だからこそ関係者は小池、蓮舫、石丸3氏の言動に注目するのだ。

蓮舫氏は都知事選から6日後の13日、自らのインスタグラムで生配信を実行。その中で「(都知事選から)一週間たって結構落ち着きました」と笑顔で語りかけ、「今回、達成感があった。確実に演説を通じてつながってる人がいるのもわかったし、言葉も届いていたし、それを切望していたとの言葉もあった」と手応えの大きさを力説。

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