1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

円安影響を抑える「夏の海外旅行」お得ウラ技5選 歴史的円安の中で世界一周してわかったこと

東洋経済オンライン / 2024年7月20日 8時0分

⑤現地ツアーを賢く利用する

海外でアクティビティや、オプショナルツアーに参加したい場合、日本語ツアーに申し込むのではなく、現地の観光案内所などで英語ツアーに申し込むと、同じツアーでも安く済みます。

日本人ガイドや、日本語の話せるガイドは限られているため、その分、料金も割高になっていることが多く(2〜3倍のケースもありました)、アクティビティ中心のツアーであれば英語ツアーにして、名所や美術館のようにしっかり解説を聞きたい場合は日本語ツアーにするといった使い分けがお勧めです。

Q2.来年こそ、海外旅行に行きたいと思っています。今からどんな準備をしていけばいいでしょうか?

ただ普通に旅行資金を貯めていくのではなく、円安やインフレに備えて、今すぐ、まずはお金(資産)から海外に行かせてみる!という考え方をお勧めします。

世界的に見ると、日本の金利はとても低いため、今ある大切なお金をすべて日本円として預金しておくよりも、今から少しずつでも、金利の高い国や、景気のいい国に旅に出して、成長させておくことで、備えにもなりますし、実際に今年海外旅行に行けなかった分、お金だけでも海外に行かせると、ちょっと旅をした気分にもなれます(実際、筆者はコロナ禍で海外旅行に行けなかった時、海外の投資信託などを購入して、お金だけでも海外に行かせることで、海外旅行に行った気分に浸っていました)。

外貨預金でレート変動に一喜一憂しなくて済む

たとえば、米ドル円が円安方向に進んでいるのであれば、あらかじめ、米ドル預金(※外貨預金)を始めます。外貨預金に力を入れている銀行の中には、海外で使えるデビットカードを発行してくれる銀行があるので、後に旅行に行った際、その口座から現地でドルを使うようにすれば、日々の為替レートに一喜一憂することもなくなります。

(※)外貨建ての通貨で預金をすること

外貨預金は円預金よりも高い金利を目指しやすく、銀行を通じての預金であるため、多くの人に馴染みがあり、資産運用の初心者の方にも、比較的スタートしやすい金融商品です。ただ外貨預金には、日本円を外貨に換える際、また、外貨を日本円に戻す場合には、それぞれに為替手数料がかかることに注意が必要です。

このほか、海外旅行に限らずですが、航空券は早く買うほど安く買えます。家族で行く場合など、早割を利用すれば、かなり差が出てきますので、早めの計画、早めの行動が節約につながります。

Q3.旅先での賢いお金の使い方を教えてください。

旅行を「消費」と捉えるのではなく、自分や子どもへの「投資」と考えたお金の使い方を是非お勧めしたいです。我が家では旅行も教育、投資と考えて子どもを海外に連れて行っています。ただ遊びに行くのではなく、せっかく海外に行くなら、“プラスα”の目的を持った旅にしてみるのはいかがでしょうか?

例えば、アメリカに行くとして、子どもがテニスが好きで頑張っていたら、ニューヨーク観光だけでなく、少し郊外へ足を延ばしてUSオープンの会場を見に行ってみるとか、フロリダのディズニーワールドに行くついでに、少し足を延ばして、ケネディ宇宙センターに行ってみるとか……、そうすると子どもの将来につながるかもしれません。

同じお金をかけるなら、早めの準備と行動、賢い使い方で、納得して旅を終えられるようにしたいですね。

長谷部 真奈見:FinCube代表取締役、フリーアナウンサー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください