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投資信託「以外」のほったらかし投資の選択肢とは 年利10%ならおよそ「7年で資産が倍」になる

東洋経済オンライン / 2024年7月21日 9時0分

「臆病でもできる投資戦略」を伝授します(写真:Taka/PIXTA)

5年で資産を倍増させたサラリーマン投資家、松田二朗さんが伝授するのは、「臆病でもできる投資戦略」。

松田さんの初著書『5年で資産を倍にする「ずぼら長期投資」』では、自身の投資失敗談や不動産投資で気をつけるべき点などが紹介されています。

本書から一部抜粋してお届けします。

「ほったらかし投資」の2つの手段

もともと私は、個別株への投資で大きな損失を出したことが二度あり、それ以降、投資に対して完全に腰が引けてしまっていました。ただ、二度目の失敗から5年ほどがたった頃、ある程度の貯蓄ができ余裕ができたので、過去の失敗を糧に投資で資産を増やす方法を考え始めました。

過去の失敗の原因は、日々の価格変動に一喜一憂し、下がり切ったところで狼狽売りしたことだったので、投資先は日々の価格変動を気にせず長期保有できる商品にしようと考えたのです。

私が選択したのは、次の2つです。

①NISAを活用した投資信託による積立投資

②ずぼら長期投資(アンティークコイン、ウイスキーカスクなどの実物資産投資)

どちらも、商品の選定次第では、年利10%をねらうことが可能ですが、①と②を併用することで、投資先の分散によるリスクヘッジができます。

最も重要なことは、長期的な傾向をきちんと調べた上で、日々の細かな価格変動を気にせず、とにかく「ほったらかす」ことです。

①のポイントは、投資信託を一定額で毎月購入し、積み立てていくことです。いわゆる「ドルコスト平均法」という投資方法ですが、毎月一定数を購入する場合に比較して、購入単価を下げることが可能です。

②の投資先に関してですが、年利10%超をねらえる商品を見つけ出すことは可能です。

いきなり高額なものに投資するのは金額的にも心理的にもハードルが高いので、数十万円台くらいから購入できる商品があるかどうかを確認して投資するといいと思います。

そもそも、高額になればなるほど商品を買える人が少なくなり、需要の大幅増加が見込めず、価格上昇が想定しにくくなります。投資に対する費用対効果を考えると、あまりにも高額な商品を買うよりは、少額なものから始めることが重要です。

コインやウイスキーはいくらから買える?

アンティークコインの場合、1枚で1億円を超える高額なものもありますが、10万~20万円程度から購入できるコインもたくさんあります。

ウイスキーカスクも同様で、億単位で取引されているカスクもありますが、そのようなカスクを買える人は世界的にも稀(まれ)です。樽詰めしてからまだ時間がたっていないカスク(ニューメイク)や、あまり人気のない地域のカスクであれば数十万円から購入できます。

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