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「iPhoneが壊れた」どこで修理するのが正解なのか 16年間使ってきたからこそ言える判断のポイント

東洋経済オンライン / 2024年7月24日 10時0分

申し込むと、サポートから箱が送られて来て、そこに製品を入れて返送する仕組みになっている。使ってみると非常にスムーズなので、体験したことのない人は使ってみてほしい。修理費用も支払いを決定する前にわかるシステムなので、高過ぎると思えば中断できる。

Apple Storeは日本に10店舗ほどしかないが、そこへ足を運べば修理についても非常に親切なサポートを受けられるので、近くにある人は足を運ぶのがベストだと思う。

また、Apple Storeでなくてもカメラのキタムラやビックカメラなどの『アップル正規修理サービスプロバイダ』でも修理を受けられる。修理受付については予約制なので、必ず予約してから向かうこと。でないと、無駄足になってしまう可能性が高い(常に混んでいるので)。

キャリアでの修理も多くの場合は、正規修理サービスプロバイダへ送るため、発送修理となる。ごく一部のキャリアショップでは正規修理サービスプロバイダの認定を受けており、その場での修理が可能だが、対応するお店は全国でも極めて少ないのが現状だ。

正規修理サービスプロバイダは故障のタイプによっては、意外と安いこともあるので、まずはこちらを調べてみよう。

次なる選択肢は、街の非正規の修理ショップだ。

それらを利用する前に知っておいてほしいことがある。

日本では、アップルはiPhone修理のための部品を販売していない。

したがって非正規修理店で交換されるディスプレイや、バッテリーなどの部品は、アップル純正の部品ではなく、コピー品、もしくは正規の部品だとすれば横流し品ということになる。純正の製品を作っている企業が巨額のアップルとの契約を失うリスクを冒してまで横流しをするとは思えないので、ほぼコピー品と思っていいだろう。

ディスプレイ・タッチパネルにせよ、バッテリーにせよiPhoneに使われている部品の製造技術は世界トップレベル。コピー品を作っているレベルの会社が、まったく同等のものを作れるとは考えにくい。ディスプレイ・タッチパネルでいえば色の偏りや、明るさ不足、ドット欠けやタッチ位置のズレが存在することが多い。

バッテリーも、開発コストによって性能の差の激しいパーツなので、容量が少ないとか(表記上は多い場合もある)、耐久性が足りず、使用している間に容量の減りが早い、バッテリーが膨れてくるなどのアクシデントが起こる可能性が高いことを理解しておかなくてはならない。

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