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水ダウでも話題の「ひょうろく」私が見た彼の素顔 キャラ違いは本当?仲間たちから愛される理由

東洋経済オンライン / 2024年7月25日 12時0分

「めちゃくちゃ険悪になるんですけど、ボクも許してもらったという負い目があるので、『この会社様をなんとしても儲けさせたい』ってことで、それからいい仕事があったらそこの会社様にめちゃめちゃ振るんですよ。そうしたら、ちょっとずつ関係修復するというか」(『KAMINOGE vol.151』<玄文社>の「大井洋一の冗談じゃない!!」より)

少しずつ仕事が楽しくなってきた頃、地元・鹿児島で仕事をしていた橋口から「一緒にお笑いをやろう」と誘われた。特段お笑い芸人にあこがれていなかったため少し悩んだが、「人生1回だし、やっちゃえ」と若さゆえの勢いで4年間勤めた会社を辞め、お笑いの世界に飛び込んだ。

2012年に「ジュウジマル」を結成。ネタ作りも芸能事務所を選ぶのも相方任せの貧乏生活が始まる。程なく浅井企画に所属できたが、ひょうろくは面白い人ばかりがいる世界を知って怖さを感じたという。

筆者が初めて出会った2015年もそんな思いだったのだろうか。当時、ある芸人のネットラジオに携わっていて、そのゲストとしてやってきたのがジュウジマルだった。すでに事務所の先輩である流れ星☆の単独ライブの前説を担当しており、早くから期待されているエリート芸人という印象が強かった。

何度かライブで漫才も観させてもらった。バカウケしていた記憶もないが、とりわけスベっている印象もない。鹿児島の同級生コンビらしい明るい雰囲気が持ち味で、決して悪い印象を与えない2人だった。

自宅に招かれ、ネタのアドバイスを求められたりしたこともある。きっと彼らは売れたくて必死だったし、筆者も一緒に何かを生み出したいと思っていたが、結局そこでは「何もしてあげられない」という自分の非力さだけを知った。その後、別の芸人の活動をサポートし始めたこともあり、ほとんど会うことがなくなった。

5年後、ひょうろくは『さらば青春の光Official Youtube Channel』の出演をきっかけに知名度を上げた。

さらば青春の光のYouTubeで注目集める

初登場は、2020年4月18日に投稿された動画「【ひょうろく初登場】ヤバい奴が事務所に凸してきたのでカメラ回した【変人】」。さらば・森田がTwitter(現・X)上に「(筆者注:30分後の)17時までに(株)ザ・森東の事務所のインターホンを押せた芸人さんにギャラ1万円差し上げます!」と投稿して行われた企画で、時間に間に合わなかったにもかかわらずスピンオフ動画としてスポットを浴びたのがひょうろくだった。

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