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「綾瀬×ジェシー熱愛」嫉妬や批判なぜ起きない? 「有村架純×髙橋海人」にはアンチが続出したが…

東洋経済オンライン / 2024年7月26日 12時10分

特に目立つのは綾瀬さんに対する「これまで頑張ってきたし、みんなを楽しませてくれたから、幸せになってほしい」というニュアンスの声。まだ交際が報じられただけであるにもかかわらず、「結婚・出産ともに彼女の希望を叶えてあげてほしい」という優しい視線が注がれています。

逆にアラフォーの男性芸能人がアラサー以下の女性との交際を報じられたときは、このような優しい視線が注がれることはめったにありません。実際のところはさておき、男性には「さんざん好き勝手してきて最後に選ぶのは若い女」、女性には「地位やお金目当て」などの辛辣な声を浴びせられるケースが散見されます。

昭和時代から「男性のほうがかなり年下」というだけで、「早期の結婚・出産が視野に入っているのでは」「男性側の覚悟がうかがえる」などと感じるのが一般的な日本人の思考回路。しかもそれが現役アイドルのジェシーさんだったため、並々ならぬ思いを感じて、熱心な一部のファン以外は「祝福しよう」というムードが生まれているのでしょう。

今年の結婚ラッシュと年齢の若返り

本人以外の背景としては、ジェシーさんの所属事務所が昨年の騒動を経て、STARTO ENTERTAINMENTに変わったこともポイントの1つでしょう。

今年、堂本剛さんと百田夏菜子さん、中丸雄一さんと笹崎里菜さん、加藤シゲアキさんと一般女性、小山慶一郎さんと宇野実彩子さん、有岡大貴さんと松岡茉優さんの5組が結婚を発表しました。

「運営体制が変わったことで、彼らの交際・結婚への向き合い方も変わった」という見方が生まれ、ジェシーさんが暗に交際を認めたことへの違和感が以前よりも薄くなっているのです。

1月に当時44歳の堂本さんと40歳の中丸さん、3月に当時36歳の加藤さんと当時39歳の小山さん、6月に33歳の有岡さんが結婚と徐々に年齢が下がっていたことも、それを裏付ける背景の1つ。また、3月にはジェシーさんと同世代となる29歳の菊池風磨さんと白石麻衣さんの交際報道もありました。

そんな半年あまりの流れもあってか今回の報道では、ジェシーさん以外のSTARTO ENTERTAINMENT所属アイドルのファンたちが「自担(自分の推しアイドル)も嫌だけどあるかもしれない」という多少の心構えができているような声も見られます。

今年の動きでもう1つ見逃せないのは、有岡さんと松岡さんの結婚が報じられたとき、8年間にわたって交際していたなどの内容が熱心なファンにショックを与えたこと。

“推し活”全盛の中、「突然、推しが結婚すると斬り捨てられたようなみじめな気持ちになってしまう」というファンの声が少なくないだけに、むしろ交際報道を経たほうがショックは少ないという時代に変わったようにも見えます。

もちろんここまで好意的な声が大勢を占めているのは、綾瀬さんとジェシーさんの活動内容や実績、人柄や振る舞いなどの個人的な好感度によるところも大きいのでしょう。

芸能人同士の交際報道では年齢差に加えて、芸能の技量、キャラクター、格、外見などがシビアに比べられがちですが、「笑いの絶えない家庭が想像できる」という声も見られる2人なら、そんな心配は無用なのかもしれません。

木村 隆志:コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

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