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人間関係が劇的に好転「ムダな競争心」の捨て方 他人との比較は自分を卑下することにつながる

東洋経済オンライン / 2024年7月27日 18時0分

また、母と祖母がそうであったように、公衆手洗いを利用し汚れているときには、最後にサッと拭いてキレイにしてから出るようにしています。

このように、日々の行動で、小さくても少しでも、自分ができる「ちょっと善いこと」を続けると、あなたの「邪念」とうまく付き合うことができるかもしれません。

そうすると、不思議と「自分はダメかもしれない」「うまく行かないことばかり」と いう堂々巡りからも解き放たれます。

「会えば元気になれる人」と話をする

楽しそうな雰囲気に飲まれて盛り上がっても、会ったあとにどっと疲れる人っていますよね。そういう人とは距離を置き、「話すとめちゃくちゃ元気になれる!」と思える人と定期的に会うのも、心に余裕を持つ秘訣です。

私は、20歳の頃に知り合った親友がいるのですが、出会った瞬間、「なんて素敵! こんな魅力的な人初めて会った!」というくらい強烈なインパクトを受けました。スタイル、見た目、ファッション、明るさ、気さくさ全部引っくるめて理想の人で、ものすごいオーラと気品を感じて一瞬で好きになったのです。

後で聞いたら彼女も私と会って、「自分にはない素直さに衝撃を受けた」と言ってくれました。会ったその日に意気投合。約1カ月は毎日会って語り合っていました。

その後もずっと仲良くしていて、恋愛も仕事も何でも相談してきましたし、潜入取材に付き合ってもらったこともあります。お互い結婚して子どもを産んでから頻繁には会えなくなりましたが、今も話すと200%元気になれます。そういう人との縁は大切にしたいですね。

小さなことでも一芸を磨く

自分と他人を比較してばかりいると、悲観的な発言をしがちです。自信がないと、他人より少しでも優位に立たなければという気持ちが生まれ、余計なことを口にしてしまう、というのはよく起きることです。

では、人と比較する人としない人は、いったい何が違うのでしょうか?

自分の過去を思い起こして、1つ言えるのは、自己肯定感が低く劣等感が強くなってくると、人と比較して、その度に落ち込むということです。逆に言うと、何か1つでも自分で「いいな」と思えるところがあれば、それが自信となって他人のことがだんだん気にならなくなります。

109時代に気づいた、私の一番の強みは、やはり高くてよく通る声です。この声で「いらっしゃいませ〜! どうぞご覧くださいませ〜」と発するとお客さまがパッとこちらを見てくれました。それがテレビの目に留まり、ニュース番組の「【特集】6万人の大騒動‼ 渋谷ギャルの争奪戦」というコーナーで〝名物大声店員〞として取材を受け、2年連続で映像を流していただいたこともあります。

それでさらに声に自信を持ってお店に立ち、売上げが上がればそれがまた自信につながっていく。そうした相乗効果も生まれました。

磨き上げる一芸は、どんな小さなことでもいいのです。誰よりも先に挨拶する。誰よりも早く電話に出る。いち早く来客に気づいて案内する。そうした小さな一芸でも、必ず誰かが見ています。それが信頼や評価につながり、自信となっていくのです。

「ムダな競争はしない」。これは私が大事にしていることです。

それって「聞くこと」と関係あるの?と思うかもしれません。でも、持たなくていい競争心や他人との比較は自分を卑下することにつながったり、誰かを憎らしく思ったりして、相手の話を素直に聞くことを邪魔してしまうのです。

(構成/樺山美夏)

山田 千穂:週刊誌記者

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