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「トランプもハリスも無理」若いアメリカ人の本音 若者の2大政党に対する「不満」と「悲観」

東洋経済オンライン / 2024年7月27日 9時0分

首都ワシントンで開かれた反イスラエルデモに参加したサイモン・サンディーンさんは、現時点ではハリス氏に投票しようと考えている(写真:筆者撮影)

「ブラック・ライブズ・マター(BLM=黒人の命は大切だ)」、地球の気候変動デモ、そしてイスラエルと軍事組織ハマスの戦争に反対する大学のデモーー。アメリカの最近の市民運動は、若い人が常に強力にリードしてきた。

【写真】首都ワシントンのデモで催涙ガスを浴びた人々

2020年にはバイデン氏を大統領に当選させるマシーンとなり、2022年中間選挙では共和党優勢と予想された「レッド・ウェーブ(赤は共和党の党色)」を阻んだ。2024年大統領選挙では、どんな動きをするのだろうか。声を拾ってみた。

「2大政党制がぬくぬくと長く続きすぎた」

バイデン大統領(81)が大統領選撤退を発表し、指名したカマラ・ハリス副大統領(59)が、トランプ前大統領(78)と対決する。バイデンvs.トランプでは「高齢対決」が問題視された。しかし、若者の中にはハリス氏が候補になっても、民主・共和の2大政党いずれかの候補を選ぶことに躊躇する「ダブルヘイター」がいる。

ニューヨークでバーテンダーをしながら音楽活動をするブレンダン・マッケンナ氏(24)は、「2大政党制が、ぬくぬくと長く続きすぎた」と言う。

「労働者階級を欺き、言葉を尽くしてきちんとした説明もせず、お高くとまった貴族の家がお互いに歪み合っているだけにみえる。結局、金持ちとウォール街の救済ばかりしてきた」

東部マサチューセッツ州で大学を出たものの、定職はなく、生活は苦しい。若い人の間では「悲観」「不信」が広がっているとマッケンナ氏。2022年、ボストンで行われた大規模デモに弟と参加した。連邦最高裁判所が、アメリカで長年、女性の人工妊娠中絶権は合憲だとしてきた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆す判断を下した。その判断に反対するデモだった。

しかし、マッケンナ氏が目にしたのは、警察が平和なデモ参加者を蹴散らし、逮捕者まで出る光景だった。上空を警察のヘリが行き来し、州兵までが姿を現した。彼にとっては、戦場みたいだった。

「コロンビア大でも今年、警察が100人もの学生を逮捕した。こんな過激な仕打ちを受けると、不満や悲観的な考えが募り、前向きな姿勢で政治を信じる気にはならなくなる」

「選挙なんてジョーク」

7月24日(米東部時間)、ワシントンであった反イスラエルデモで出会った若い人にも話を聞いた。訪米中のネタニヤフ・イスラエル首相が同日、連邦議会議事堂の上下院合同会議で演説するのに合わせて、停戦を訴え、アメリカがイスラエルを支援しているのを批判するデモだ。

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