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「写真1枚」で超分析!劇的に便利なChatGPT仕事術 画像添付で「店舗分析」から「戦略立案」まで回答

東洋経済オンライン / 2024年7月29日 10時0分

現状の売り場を人間が細かく観察してメモを取らなくても、写真を撮影しておけば戦略を練る上で必要なデータが整理された状態で得られます。扱うデータを視覚化する能力も高く、グラフや図表などの資料を作成してもらうことも可能です。

さらに、分析だけでなく「どうしたら売り上げを伸ばせるのか」といった問いにも、質問すればさらに具体的に答えてくれます。その際、もし分析するための情報が不足していたとしても「この角度から写真を撮ってください」「こういう情報が必要です」と的確に指示を出してくれます。

もちろん、事前に著者が過去に取り組んできたコンサルティング事例や資料のPDFファイルなどを読み込ませてAIに学習させていますが、それでも写真1枚からこれだけ高精度な分析が可能になったのは衝撃的です。もともと視覚でいろんなものを判断する小売りの世界においては、今後益々の活躍が期待できるでしょう。

これが現在進行形での著者のGPT-4oの使い方です。2022年11月に登場したChatGPTはアシスタントのように活用していましたが、GPT-4oは自分自身、もしくはそれ以上のことをしてくれる存在になってきています。この驚異的なテクノロジーの力を、わずか月額20ドルで誰でも利用できるようになりました。

目で見え、耳で聞こえるすべての情報が分析対象に

GPT-4oの最大の特徴は、その高いマルチメディア処理能力にあります。文章や映像、音声といったすべての情報をスピーディーに解析、処理して高精度なアウトプットをしてくれます。

世の中にあるデータは、主に構造化データと非構造化データの2つに分けられます。構造化データは、定量的な分析をするのに使われてきた数字化が可能な整理されたデータのことです。

それに対して非構造化データは、文章や画像、音声などデータベースで管理しにくい形式の、数値化できないデータのことです。

しかし、GPT-4oの世界では、画像や音声、動画からの情報分析もかなりの精度で可能になったため、非構造化データがすべて構造化データに近い形で抽出できるようになりました。

小売業界では、多くの店舗でストアアナリティクス(リアル店舗分析)と呼ばれる、実店舗の顧客行動を可視化して分析するサービスが導入されています。分析対象となるのは、今まではクレジットカードやメンバーズカード、ポイントカード、POSなどから得ていた構造化データが主でした。

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