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「写真1枚」で超分析!劇的に便利なChatGPT仕事術 画像添付で「店舗分析」から「戦略立案」まで回答

東洋経済オンライン / 2024年7月29日 10時0分

しかし、非構造化データであるカメラ映像や光センサー、Wi-Fi、ビーコンなどのデータまでもが、構造化データのように活用できるようになったため、今後さらなる精度でのストアアナリティクスが可能になるでしょう。

例えば、カメラデータからは顧客の来店時間や滞在時間、動線、商品との接触時間といった行動データが取得でき、顧客の年齢や性別、服装から属性を推定することも可能です。

また顧客が商品に触れたり、特定の場所を歩いたりしたことを察知する光センサーからは、顧客の動きをデータ化して取得でき、その情報から店舗のどの場所が混雑しているのか分析したり、顧客が快適に過ごせる空間づくりに役立てたりすることが可能になります。

最後の砦である芸術分野にも生成AIが浸透

生成AI登場による本質的な変化は、人の知見や見識といったものを民主化したことにあると言えるでしょう。今までは、自分が学んだり、情報を集めて分析したり、実際に経験したりした結果として知見は得られるものでした。しかし生成AIはそういった知見に、誰でもアクセス可能にしてくれたわけです。

中でも驚くべきなのは、芸術の分野でも民主化が起きたことです。AIが世の中に浸透していく中で音楽や絵画など、感性が必要とされる芸術分野は最後まで人間に残された仕事だと思われていました。

しかし、画像や動画、音声と目に見えるもの、耳で聞こえるものすべてが構造化データとして分析・活用できるようになったことで、AIでは不可能だと思われていた芸術分野にも応用が可能になったのです。

具体的には、作曲アプリの登場で誰でも簡単に作曲ができるようになりましたし、生成AIを使ったアート作品も生まれています。

膨大なデータをもとにして、文章や画像、音楽、映像などのアウトプットを創り出しているという意味において、すでに生成AIは「クリエイティブな仕事をしている」と言えるわけです。

そうなると、これからの時代に芸術家に求められるのは、自らをさらにアップデートし、作品を先鋭化させることになるのではないでしょうか。誰にでもできる(民主化した)からこそ、高い創造力やよりエッジの利いた作風が強みになってきます。

また、AIを自らのスキルを高めるために活用することもできるはずです。例えば、1つの好事例は将棋の藤井聡太さんです。伸び悩んでいた時期にAIでの研究を始めたことで、自身の形勢判断を振り返ったり新たな気づきを得たりと大きな力になったといろんなインタビューで話されています。

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