1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

妻への「別にいいけど」はケンカの火種でしかない 夏休みは「家庭内の不適切発言」を回避する機会

東洋経済オンライン / 2024年7月29日 8時0分

●忙しい妻に変わって食器洗いをしようとして

夫:お皿、洗っといてあげようか?
妻:……(「あげるっ」て、なんなの?)

夫としてはよかれと思っているかもしれませんが、「〜してあげる」には、「そもそも自分の仕事ではないけれど、手伝ってあげる」という「他人ごと」感がプンプンします。

家事にしろ、子育てにしろ、家庭のことは夫婦が協力してやることです。つまり、それは「夫の仕事」でもあるわけです。それなのに、妻の仕事を親切に手伝っているという「ドヤ顔」的な意識が「◯◯してあげる」という言い回しになっていませんか? まずは「家事や育児も自分の仕事」と、「自分ごと化」すること。そうすると自ずと「〜してあげる」というフレーズが出てこなくなるはずです。声をかけるときは、「手伝うことある?」よりも「なにかすることある?」のほうが、当事者意識が感じられて、妻からの好感度も高くなります。

もうひとつ気をつけたいのが、家事の手順は人によってこだわりがあるということ。せっかくお皿を洗ったのに、「油ものは別で洗ってほしかったのに……」とか「コップはこう並べてくれないと……」などと、せっかく家事をしたのに妻から文句を言われてイヤな気分になったことはありませんか?

とくに普段は妻が主体でやっている家事であれば、「やっておいたよ」と事後報告するよりも、「お皿は洗っておくね」など、事前にひと声かけるほうがいいでしょう。そうすれば妻も「グラスを先に洗ってほしい」など手順を指南できて、いらぬトラブルを招くのを回避できます。

家事にサプライズはいりません。喜ばせようと黙ってやるのは、基本的にお勧めしません。

「怒っている」と決めつけるのはNG

●妻がなぜか不機嫌なとき

妻:はあ〜〜(ため息)。
夫:あれ? なんで怒ってるの?

妻が不機嫌なのに思い当たる節がなくて戸惑う、というシーンは、誰でも思い当たることがあるのではと思います。怒っている雰囲気を醸し出しているときに「なんで怒ってるの?」と聞くと、さらに妻が不機嫌になってしまうのもよくあるパターンですよね。

夫からすると「わからないから聞いているのに……」という気持ちだと思いますが、怒っているときに「なんで怒ってるの?」と聞かれると、「そんなこともわからないの?」と妻も反発。あきらかに怒っているのに、「怒ってないけど」と返されることも。その理由の一つは、人は「ネガティブな決めつけを嫌うから」です。「怒っている」ことを決めつけているわけで「嫌なの?」「機嫌悪そうだね」なども同様です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください