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クリエイティブの世界は「AIを使うアマ」が多数に 「人間の手によるもの」は少数のプロのみへ

東洋経済オンライン / 2024年8月1日 17時0分

すでに「Vチューバー」の存在は社会的に認知され、受容もされている。「中の人」が何者なのかは聞かないというのが、Vチューバーまわりの不文律だ。

ならば、ある日突然、広告モデルがAIになったとしても、気づく人はほとんどいないだろう。クールならそれでよしであり、そのモデルが何者かなんて誰も気にしていないし、問わない。生身の人間だろうと画像生成AIが作り出した人物像だろうと関係ないのだ。

「優れたプロフェッショナル」の需要はなくならない

ただし、プロの写真家やイラストレーターや画家が、この世から完全に消滅することはないだろう。デジタル時計が普及しても、アナログ時計の需要はある。オートマチックの車のほうが運転は楽なのに、マニュアル車はこの世から消えていない。

これと似たようなことだ。つまり、どれほど生成AIで精度の高いクリエーションができるようになっても、「人間の手によるもの」に対する需要はなくならない。そして、ここでいう「人間の手によるもの」とは、「極上のプロフェッショナルの手によるもの」である。

クリエイティブの世界は、「AIを使うアマチュア」が大多数になるなか、少数の優れたプロフェッショナルが極上の仕事をするという様相になっていくだろう。

堀江 貴文:実業家

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