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「リビングが正解?」集中できる自宅学習のコツ 「座り心地のよいイス」は勉強の必須アイテム

東洋経済オンライン / 2024年8月2日 9時30分

子どものやる気をアップさせる家とは?(写真:PhotoAC)

リビング学習と子ども部屋学習、子どもが勉強する最適な場所はどちらでしょう? 答えは、子どもそれぞれに合った勉強場所があります。

家の中でどこが一番勉強しやすいのか、いろいろな場所を試し、探すことを教育専門家の石田勝紀氏は提案します。親目線だけでなく、子どもの「居心地のよさ」を大切にし、子どものやる気をアップさせましょう。『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』より、一部抜粋、再構成してお届けします。

リビング学習が合わない子もいる

子どもは、一人ひとりやる気が起きる時間と空間が違います。

【画像】子どもが集中して勉強をするのに「お勧めのイス」

よく「リビングで勉強するといい」といわれていますが、じつは、全員に当てはまるわけではありません。なかにはリビングでは落ち着かない子もいるので、家のなかでどこが一番勉強しやすいのか、いろいろな場所で試してみましょう。

場所だけでなく、時間によっても、やる気が上がるか下がるか、違いを確認してみてください。

このように見ていくと、子どものやる気が出る場所、タイミングは一人ずつ違うことがわかります。

その子に合った場所と時間を見つけるために、地道に調査をしていきましょう。

【子どものやる気の確認ポイント】
1.どの時間帯に勉強するのが実行しやすいか?              
たとえば、朝晩どちらがよいか/おやつの前・あと、夕食の前・あとどちらがよいか など

2.どの場所で勉強するのがやりやすいか?
たとえば、子ども部屋、リビング、階段下 など

3.どの位置で勉強するのが居心地がいいか?
たとえば、同じリビングでも座る場所を変えて調査してみる など

■「やる気の出る場所」は、早いうちから探しておく

どの場所、どの時間で勉強をするのがよいかは、子どもが小さな頃からいろいろ試しておくのがおすすめです。

たとえば、やらなくてはいけないことが複数あるときは、「国語と算数のドリル、どっちからやる?」「どこで、何時ぐらいに取り組もうか?」と、本人に確認しながら試していきましょう。このとき、「学校から帰ってきたら、まず宿題しなさい」というように、一方的な発信はしないようにしましょう。それよりも、ストップウォッチを活用して時間をはかり、「ここでやるといつもより速くできたね、おもしろいね!」とその子に合った場所を見つけてあげたほうが、結果的に質の高い勉強習慣が身につきます。

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