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「リビングが正解?」集中できる自宅学習のコツ 「座り心地のよいイス」は勉強の必須アイテム

東洋経済オンライン / 2024年8月2日 9時30分

■子どものリズムに合わせて、学習習慣をつくろう

子どもは、まだ理性が育っている途中の時期にいるので、「気分」で動いています。

その気分を利用して、勉強のやる気を上げていきましょう。

たとえば、実際に「勉強をするのは、朝の子ども部屋がいい」という子がいたのですが、親御さんの反応は、「うちの子は、いつも宿題を後回しにして、朝やっているから困るんです」というものでした。ただ、これは、大人目線のとらえ方です。その子にとって、朝の子ども部屋が一番やる気の出るところなら、当日の朝に宿題をしてもよいのです。

子どもたちは一定のリズムのなかで生きているので、そのリズムに合わせてあげたほうが、勉強をする習慣が整います。ぜひ、いろいろな場所と時間を試して、その子に合った勉強場所を探してあげてください。

集中力が変わる!「座り心地のよい椅子」は勉強の必須アイテム

学習に適した環境を整えるために、わたしが考える最大のポイントは、「座り心地のよい椅子」です。勉強ができるように、本人が落ち着いて座れる椅子を用意してあげましょう。

たとえば、一般的な学校の椅子は、基本的に木でできていますが、じつは、あまり座り心地がよくありません。

これを上手に利用しているのが、街中のカフェです。カーブのついていないかたい木の椅子では長く座っていられないため、お客さんの回転率が早くなります。つまり、店内の雰囲気をおしゃれに保ちながら、早くお店を出てもらえるようなしかけになっているのです。

大人も長く座っていることができない木の椅子で、子どもが集中して勉強をすることは難しいでしょう。

すぐに席を立ってしまう子の場合、単純に椅子が合っていないことも少なくありません。子どもが勉強をするときには、座り心地がよい椅子、疲れにくい椅子を選んであげることが重要なのです。

また、勉強用の椅子を購入する際は、成長に合わせて調整できる、長持ちする椅子がおすすめです。大人も使えるような椅子であれば買い直しがいらないので、お金の無駄もなくなりますよ。

ラックを使って、自由に移動!勉強に「フリーアドレス制」を導入しよう

「うちの子は集中力が続かなくて……」とお悩みのご家庭は、環境をどんどん変えて、子どもが飽きずに取り組めるしくみを取り入れてみましょう。

最近のオフィスでは、「フリーアドレス制」を導入するところも増えてきているので、子どもたちが勉強するときも、ぜひ、この「フリーアドレス制」を活用してみませんか? 

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