1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

「ベンツ」ベースのキャンピングカー導入の真相 日本初上陸となるドイツ「ウェンズバーグ」

東洋経済オンライン / 2024年8月3日 9時30分

ちなみに、このモデルの輸入販売を手がけるのは、ハイエース・キャンパーのメーカーとして有名なトイファクトリー。同社が2023年より展開している輸入車キャンピングカーディーラー「ユーロトイ(EUTO-TOY)」で扱う新規機種だ。今回は、そのユーロトイの関東における拠点として、2024年4月にオープンした新店舗「ユーロトイ相模原」に展示してある車両を取材した。

ケアコンパクト スイートMB640MEGのベース車

ケアコンパクト スイートMB640MEGは、前述のとおり、メルセデス・ベンツのスプリンターという商用バンをベースにした「キャブコン(キャブコンバージョン)」と呼ばれるモデルだ。運転席部分のみを残し、後ろの部分に居住スペースを架装したクルマのことで、キャンピングカーの中でも王道の車種として知られている。なお、本国では、ボディサイズや装備などが異なるケアコンパクト・シリーズがラインナップされており、当モデルはその最上級グレードとなる。

このモデルのボディサイズは、全長6980mm×全幅2300mm×最大高2840mm。エンジンには、125kW(170HP)を発揮する2.0L・ディーゼルターボを搭載し、9速AT(オートマチック・トランスミッション)をマッチング。駆動方式はFF(前輪駆動)で、乗車定員4名、就寝人数4名。8ナンバーのキャンピングカー登録車となる。

外観は、フロントバンパーに鎮座するメルセデス・ベンツのエンブレム、いわゆる「ベンツ」マークが高級感を醸し出す。一方で、ボディのサイド部には、これも前述のとおり、ホワイトの車体色をベースに、オレンジのグラフィックなどを施すことで、ポップなイメージも加味している。このモデルが、先述のように、主に若いファミリー層をターゲットとしていることがわかる演出だ。

ケアコンパクト スイートMB640MEGの内装

運転席の後方にあるエントランスドアを開くと、明るい雰囲気の室内が広がる。中央部には、テーブルと2人がけのソファがあり、運転席と助手席を後方へ180度回転させれば、ゆったりと会話などを楽しめるダイネット(リビング)となる。また、エントランスのすぐ後方にはキッチン、通路を挟んで反対側にはトイレやシャワーを使えるマルチルームを備える。

車体後方にはベッドルームがあり、長さ2000mm×幅820mmと長さ1950mm×幅820mmのツインベッドを装備。左右のベッドをつなげれば、幅2100mmのダブルベッドにすることも可能で、大人2名がゆっくりと横になれる。また、就寝スペースには、ダイネットの天井へ収納可能なプルダウン式ベッドも装備。長さ1840mm×幅1270mmのベッドは、手動で昇降するタイプだが、軽量で操作も簡単。重いモノを持つのが苦手な女性などでも、手軽にベッド展開や天井への収納を可能とするという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください