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老後「都心、田舎どちらに住む?」決める視点は1つ 「田舎の自然」「都会の利便性」で決めるのはNG?

東洋経済オンライン / 2024年8月3日 9時0分

「老後は田舎か都会か」の決め手となる重要ポイントを解説します(写真:NOV/PIXTA)

結婚しても子どもをもたない夫婦、いわゆる「おふたりさま」が増えている。

共働きが多く経済的に豊か、仲よし夫婦が多いなどのメリットはあるものの、一方で「老後に頼れる子どもがいない」という不安や心配がある。

そんな「おふたりさまの老後」の盲点を明らかにし、不安や心配ごとをクリアしようと上梓されたのが『「おふたりさまの老後」は準備が10割』だ。

著者は「相続と供養に精通する終活の専門家」として多くの人の終活サポートを経験してきた松尾拓也氏。北海道で墓石店を営むかたわら、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、家族信託専門士、相続診断士など、さまざまな資格をもつ。

その松尾氏が、「老後は田舎か都会か」の決め手となる重要ポイントを解説する。

田舎と都会「最も大きな違い」はここにあった!

「老後は交通手段や店舗が多い都会で便利に暮らしたい」

【ひと目でわかる】老後「都心、田舎どちらに住むのがいい?」決める最重要視点はたった1つ!「自然豊かな田舎か」「都会の利便性か」で決めるのは大間違い?

「老後は自然豊かな田舎で、家庭菜園などを楽しみたい」

老後生活を送るには、田舎にも都会にもよいところがあります。

そのため「老後は都会暮らしと田舎暮らし、どちらにしようか」とリタイア後の暮らしについて決めかねている人も多いかと思います。

結論を先にいえば、マンションか一戸建てか、賃貸か購入かというように、一人ひとりの趣味嗜好や好みによるので、一概にはいえません。

また、都会といってもタワーマンションと一戸建て、地方といっても地方都市と農村や漁村では、その暮らしぶりはかなり違ったものになります。

それを踏まえたうえで、大局的には「次のようなこと」がいえるでしょう。

都会: 人間関係が機能的。その都度付き合う人や利用するサービスを変えることができる

田舎: 人間関係が濃厚で全人格的。生活のすべての面で人間関係が求められるので、都会のような「付き合い分け」が難しい

つまり、田舎でも都会でも、「暮らし」に大きく関わるのは「人間関係」であり、人付き合いがわずらわしいという人は都会を、濃厚な人付き合いを求める人は田舎を選ぶほうがいい、ということです。

(もちろん、都会でも濃厚な人付き合いが残っている下町、田舎といっても人間関係が希薄な地方都市もあり、ケースバイケースです)

「病院の選択肢」なら都会だが、同時に「準備」も必要

高齢になるとどうしても、体の不調や持病と付き合っていくことになります。

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