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東出昌大が「動物の売買市場」で受けたショック アフリカで向き合った「食と幸せ」

東洋経済オンライン / 2024年8月5日 16時0分

ザンビアのミートマーケットで東出昌大が感じたことは?(写真:大和書房提供)

世界を旅するABEMAの人気バラエティ「世界の果てに、ひろゆき置いてきた」は、2023年に配信されたひろゆき氏と東出昌大氏がアフリカ4カ国を旅する番組。バックパックを背負い、英語を駆使して路線バスで旅をする2人の姿を通して、「幸せ」と「お金」、「生命」と「食事」、「教育」と「貧困」など、さまざまな視点で世界を見直すきっかけになったという人は多いだろう。

現在、「世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた」という続編(南米バックパック旅)も配信中だが、ここではアフリカの旅の後にロングインタビューしてまとめた書籍『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』より、一部抜粋して、新しい幸福論を紹介する。

「自分はわかったつもりになっていただけ」

ザンビアで、ミートマーケットに行きたいと言い出したのは東出だった。現地の食文化に触れたいという東出の希望にひろゆきも同意。しかしながら、番組#4で2人が向かったマーケットでは、東出の厳しい表情が映し出されている。

【写真】東出氏がショックを受けたミートマーケットの様子

逆にひろゆきは嬉々とした表情だ。ひろゆきは市場を振り返る。

「日本やアメリカでも食肉市場には行ったことがありますけど、ザンビアは動物の扱いが酷いんですよね。それがいいとか悪いではなく、殺して食うだけだから、どういう扱いをしても一緒だよねってことなんでしょうね」

逆に東出は何より「声」にやられたようだ。マーケットに響き渡る動物の阿鼻叫喚は、観る者には聞こえない現場だけの音。

「動物の嫌がる声と値段を交渉する人々の怒声が、すごく禍々しいものに聞こえたんです」と東出。イキのよさを見せるため、業者が豚を足蹴にして元気に鳴かせようとする光景も目の当たりにした。

「昨今ではアニマルウェルフェアといって、家畜でも苦痛を与えないよう屠畜する考え方が世界的に広まっていますが、これが現実だよな、と。自分はわかったつもりになっていただけだなと感じました」と語る東出は、動物のリアルな売買の現場に頭で理解していた以上にショックを受けたようだ。

解体されるヤギを見て、生命をどう感じるか

マーケットを巡ったのち、ヤギを購入して、その場で食すことになった2人。このとき市場で、業者がヤギを捌くスピードに驚いたという東出。

「彼らは、自転車もそのあたりにある鉄の棒を叩いて伸ばして、溶接して修理するんです。ヤギも研ぎまくったペラペラの薄いナイフ1つで捌く。研ぐのも、そのへんにある鉄の棒とかお互いのナイフを利用して研いで。その場にあるものだけで物事を解決する〝地力〞が本当にすごくて、自分は温室育ちだなとつくづく思いました」と顧みる。

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