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投資家が「島に投資」してみてわかった興味深い話 1000件以上の不動産に電話してみてわかった事

東洋経済オンライン / 2024年8月5日 16時0分

プチ移住(お試しの短期移住)や旅行で島を訪れて、「こうした環境で暮らしてみたい」と、移住やセカンドハウスとしての利用を考え始める人が多いと感じています。

【ポイント④】海外の島を選ぶほどの時間的、金銭的な余裕はない

お金のある人が日常とは別の場所に居場所を見つけるならば、日本ではなく、海外の島も選択肢に入るでしょうが、ほとんどの人は金銭的にも時間的にも、そこまでの余裕はありません。

ハードルを低くして、物理的な環境を変えたいと考える人が、ごく自然に日本の島に目を向けているというのが現実です。

日本の島には、「海や山などに自然が身近にあって、のんびりとした時間が流れる」とか、「新鮮な地元の食材が豊富にある」といったメリットがあり、どこに行っても日本語が通じますから、わざわざ海外に行かなくても、十分に満足できている人が大半を占めているようです。

こうした意見の一方で、島暮らしのデメリット(弱点)も見えてきました。実際に島で生活してみると、次のような問題点に直面することが多いといいます。

① 天災などで孤立する可能性がある
② スーパーやコンビニ、医療機関が少ない
③ 輸送費がかかるため物価が高い
④ マイカーがないと移動手段に困る
⑤ ネット通販の送料が高い

島投資の対象にはならない島もある

この調査によって明らかになったのは、島に自分の「居場所」を求める人の多くは、日常から隔絶された物理的な距離感のある国内の島で、支障がない程度に社会的インフラが整っていて、普通に毎日の生活ができる……というポイントが最低ラインということです。

これらの条件を踏まえると、日本にある1万4125の島の中で、1万3704を占める「無人島」は島投資の対象にはならない…ということになります。

永野 彰一:投資家・事業家

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