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女子ゴルフ「ネクスト・ヒロイン」候補は誰だ? 世界ジュニアで活躍した3選手の横顔に迫る

東洋経済オンライン / 2024年8月7日 12時0分

世界ジュニア開幕時の年齢で出場する「15―18歳の部」は、日本では中学3年から大学1年までと最も年齢幅があるカテゴリーとなる。

今年の日本代表選手団の中で特徴的だったのは、代表6人のうち4人(他に後藤あい=兵庫・松蔭高、鈴木みなみ=埼玉・埼玉栄高)が、このカテゴリーでは年下となる日本の高校1年生だったこと。その中の根田、岩永が「世界のお姉さんたち」を抑えた。

北海道で父と夢を追う根田

13―14歳、15―18歳のカテゴリーの選手たちは、すぐにでも日本のプロツアーに出場してくる年齢層で、上記3人もすでにプロツアーへの出場経験を持っている。

世界ジュニアで力を発揮した「ネクスト・ヒロイン」の候補たちは、近い将来「○○世代」と名付けられるかもしれない選手たちだ。

毎年春に全国で1000人超が参加する「PGM世界ジュニア日本代選抜大会」で、筆者が世界ジュニア日本代表選手に行ったアンケートを参考に、3人を紹介したい。

根田は毎年、会うたびに身長が伸びている。初めて世界ジュニア代表になったのは小学5年生のとき、2019年の「9―10歳の部」で身長は151センチとある。

そのときに世界ジュニアで優勝、2年間のシードを得たが、「11―12歳の部」にあたる時期はコロナ禍で大会がなく、2022年に「13―14歳の部」で優勝。今年から「15―18歳の部」に上がり、2位となって来年のシード権を獲得した。

高1の今年、身長は173センチになっていた。ドライバーの飛距離も小5の190ヤードから今はランも入れると「平均で250~260ヤードぐらい」という。日本女子ツアーのドライビングディスタンスのランキング(7月21日更新)によると1位の穴井詩が264ヤードなので、今女子ツアーに入っても「飛ばし屋」の一人になる。

北海道在住で、父はレッスンプロ。その影響で3歳でゴルフを始めた。北海道など雪国では冬場ゴルフ場がクローズになるので不利とされるが、根田は北海道の高校に進学した。

ゴルフ部もなく個人での活動だが「お父さんとゴルフをするのが好きなんです」とはにかむ。父とはけんかもしないそうで「教えてもらっているのに雰囲気が悪くなるからしません」と"大人"だ。

根田は北海道での小学校~高校タイトルを軒並み制してきた。2022年13歳の時に女子ツアーの北海道meijiカップでプロツアーにデビュー。今の目標は「父と話しているのは、プロの試合で優勝すること。プロを目指せる年齢になったと思っています」と明確だ。

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