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株価暴落「投資」と「ギャンブル」はどこが違うのか 投資が「ギャンブル化」してしまう大きな勘違い

東洋経済オンライン / 2024年8月7日 8時0分

戦争や災害でインフラがボロボロになったせいで値段が下がるなら問題だが、ただ値段が下がっただけでは、社会の蓄積が失われるわけではないらしい。このときは、みんなが不安になって不景気になったが、土地の住みやすさが損なわれたわけではないと説明してくれた。

(中略)

「お金に目がくらむと、その当たり前を忘れてしまうんや。土地だけやないで。株でもなんでも同じや。全体を考えれば、値段自体が上がることには大した意味はない。それよりも、未来の幸せにつながる社会の蓄積を増やすことのほうが重要や」

『きみのお金は誰のため』126ページより

投資がギャンブルにならないためには、企業の利益が増えることが必要だと書きましたが、この企業の利益は、将来の消費者が支払うものです。私たち消費者は、自分の生活が豊かになることに対してお金を支払います。

株などの投資は、個人のお金を増やすことが目的になりがちですが、会社の成長は将来の消費者である私たちの生活を向上してくれるものです。

社会全体を俯瞰して見ることで、投資というゲームの正体も見えてくるのではないでしょうか。

田内 学:お金の向こう研究所代表・社会的金融教育家

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