フワちゃん「暴言投稿で炎上」切り抜ける最後の砦 許される術はないという"絶望"は覆せるのか
東洋経済オンライン / 2024年8月7日 15時10分
YouTuberのフワちゃんが、お笑いタレントのやす子さんに対するX(旧Twitter)での暴言で大炎上しています。
【写真】フワちゃんらしからぬ真面目な様子で謝罪したXのポスト
8月6日には、出演する「Google Pixel」のCMが公開停止、ラジオ番組「オールナイトニッポン0」も放送中止になるなど、深刻な影響が出ています。
同日、やす子さん本人に直接謝罪したと報道されていますが、その“謝罪”によって、コロナ禍で一気にメディアの女王となった地位は守れるのか、検証してみたいと思います。
“時代の寵児”的ポジションは脆弱
YouTube、テレビ、CM、そしてついにはプロレスデビューと、メディアで見ない日はないほどだったフワちゃんですが、そのメディア露出の高さと比べ、好感度の低さもたびたび話題に出ていました。
タメ口に代表される馴れ馴れしさ、ネタにされている礼儀知らずぶり、さらには関係者などから漏れてくる遅刻癖。インターネットニュースに登場すると、批判的なコメントが多くつくなど、アンチも多い存在でした。
違和感や抵抗感を覚える人は一定数いただろうと思いますが、時代を先取ったYouTuberという立ち位置や、エキセントリックな言動やファッションなど、受け入れないと自分の器の大きさが問われ、時代に乗り遅れているのではという空気感も漂っていました。
当初は、“キワモノ”として露出していたはずが、何だかわからないうちに大物芸能人との共演が広がり、メディアを占拠するほどの存在になっていったように思います。
こうした“時代の寵児”的ポジションは常にあります。ただ、その地位が盤石であることはまずなく、一時の猛烈な露出はさまざまな理由から長持ちはしません。単純に露出過多で飽きられてしまうだけでなく、スキャンダル一発でその地位は他の人に変わられてしまう脆弱なものでもあります。
やはり一時期バラエティ番組を中心に高い露出を誇ったタレントのゆきぽよさんも、友人のトラブルを契機に一気に出番を失いました。ゆきぽよさんが属していたギャルタレント枠は、すでに何人もの後輩タレントがそのポジションを占めています。
何となく時流に乗った「タレント」と呼ばれる立場は、きわめて脆い存在と言えます。
謝罪で何とかなるのか
改めて、事の経緯を振り返るとこうです。
8月2日、やす子さんがオリンピックに絡めてXに《やす子オリンピック 生きてるだけで偉いので皆 優勝でーす》という投稿をしました。これに対し、フワちゃんが《おまえは偉くないので、 死んでくださーい 予選敗退でーす》と書き込んだというもの。
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