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自分は「努力を楽しめる」タイプかわかる質問8つ 努力を楽しめる人とそうでない人の差とは?

東洋経済オンライン / 2024年8月10日 17時0分

「努力を継続できる人」と「継続できない人」は、そもそも努力の動機が違っているといえます(写真:hidekichi/PIXTA)

「努力が続かない自分」に嫌気がさすことはありませんか。

でも実は努力は、行動経済学や心理学の観点から捉え直すことで、才能や性格に関係なく、仕組み化することができるんです。

根性論ではなく科学的に努力を継続させる方法を3回にわたって紹介します。

(本稿は『努力は仕組み化できる 自分も・他人も「やるべきこと」が無理なく続く努力の行動経済学』から一部を抜粋・再構成したものです)

努力を楽しめる人・楽しめない人

「この人は『努力すること』を楽しんでいる」と感じたことはないでしょうか。たゆまず努力を続けている人は、困難を乗り越えることに達成感や喜びを感じているように見えます。

一方、多くの人が努力をやめてしまう理由は、「楽しくないから」ではないでしょうか。「楽しければ続けられるんだけどなー」と声に出したことがある人もいるかもしれません。努力を楽しめる人とそうでない人は、いったい何が違うのでしょうか。

この違いは心理学の「達成動機」という概念で説明することができます。達成動機とは簡単にいうと、「自力で目標を達成したいという気持ちの強さ」のことです。

『心理学辞典』(有斐閣)によると「ある優れた目標を立て、それを高い水準で完遂しようとする動機付け」とされています。さらに『心理学辞典』の説明は「達成動機の高い人の特性としては、適度の困難さの課題を好み、現実的な目標設定を行い、自分の遂行結果を知りたがる、などがあげられる」と続いています。

「達成動機の高い人」の特徴を読んで、知り合いの顔が浮かんだという人も多いのではないでしょうか。確かにこういうタイプの人は、一定割合で存在しているように思えます。

「努力を楽しめる」タイプかチェック

あなた自身はどうでしょうか。既におおよそのところはわかっているかもしれませんが、より詳しく測定できる質問があるので見てみましょう。

「Work and family orientation scale(仕事と家族に関する志向についての尺度」の中の「Mastery」という項目が、達成動機の高さを測定するときによく使われています。Masteryは「熟達」という意味で、ここでは「自分の能力を高め、追求すること」を指しています。努力と密接な概念といえるでしょう。

「努力を楽しめる」タイプかどうかを確かめる8つの質問

①* やりがいがあって難しいことよりも、自信があってゆったり行えることをやりたい。
② 自分の所属する集団が何かの活動を行うとき、誰かの手伝いをしたり誰かにまとめさせたりするよりも、自分でやりたいと思う。
③* 難しくて考えさせられるゲームよりも、簡単にできて楽しいゲームのほうが好きだ。
④ 何か不得意なことをやるとき、得意なことに逃げるよりも、できるようになるまで頑張りたい。
⑤ 一度何かをやり始めたら、最後までやる。
⑥ 高いスキルを必要とする状況で働くのが好きだ。
⑦ できるとわかっている仕事をやるよりも、できるかわからない仕事を試してみることのほうが多い。
⑧ いつも忙しくしているのが好きだ。

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