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銀座木村家「日本一高いモーニング」にひれ伏す朝 デパ地下でおなじみの店の味を、銀座で味わえる

東洋経済オンライン / 2024年8月10日 8時0分

8月のとある日、開店時間は朝10時ということで5分ほど前に店舗前に到着。朝とはいえすでに30度超えの猛暑のなか、平日というのにすでに10人以上の行列ができていました。

その後も続々と人がやってきて、20人近くなったあたりでお店はオープン。35席ほどの店内は開店と同時にほぼ満席で、人気のほどがうかがえます。

客層はインバウンドの観光客に加えて、若いカップルに老夫婦、子連れのママさんまでさまざまです。大きなガラス窓からは、地下鉄銀座駅の入り口に、お向かいの「銀座三越」。銀座4丁目交差点越しの「GINZA PLACE」を望みます。

テーブルの上のモーニングだけではなく、窓越しの景色をスマホで撮影する外国人観光客も多数です。そして筆者も負けじと、インバウンドの人々に交じって、窓からの景色を激写したのでした。

銀座木村家のモーニングあんぱんセット990円

「銀座木村家」の看板メニューあんぱんセット。お皿には小倉あんぱんと桜あんぱんが1個ずつ、そこにセットドリンクがついて税込990円です。

実はこちら同じものがグランドメニューにもあり、11時以降には税込1320円で販売されています。モーニングで食べると25%割引、330円もお得です。

今では日本中のパン屋さんが作っているあんぱんですが、その元祖は「木村家」なんです。イーストではなく酒種を使って発酵させた生地と、あんこを組み合わせた「日本人の嗜好に合うパン」として、150年前の1874年に誕生しました。

まずは小倉あんぱん。表面に卵黄を塗ったツヤツヤのパンを割ると、つぶあんがたっぷり。酒種酵母を使用した生地は独特のしっとりとして、優しい甘さです。麹の香りが鼻をくすぐり、つぶあんのほどよいくずれ具合や、バランスの良い甘さは、長年愛された大ベストセラーならではの完成度です。

そして、桜あんぱん。こちらはつやなしのパンの中央のくぼみに桜の塩漬けが入っています。中のあんこはさらさらと口溶けの良いこしあんで、桜の塩漬けの塩気とあんこの甘さの相性は抜群で、上品かつ和テイストの味わいは、これぞ「木村家」のマスターピースにして、和スイーツの大傑作です。

セットドリンクはホットコーヒーをチョイス。「コーヒーとドーナツは相性抜群」なんて言われていますが、あんぱんとコーヒーのフードペアリングもなかなかのもの。口の中の甘さをコーヒーの苦味がきりりと引き締めてくれます。

朝限定メニュー小倉トーストセット税込990円

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