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相手のために時間を使う「承認の力」で築く信頼 「相手の目を見る」ささいな行動一つで違い

東洋経済オンライン / 2024年8月12日 16時0分

そうすると、深いところでは思います。(そんなふうに言語化しているわけではありませんが)この人は自分のために簡単には時間をとってくれないんだと。だから、なかなか関係は一線を越えて深まりません。

政治家は、大事な人の冠婚葬祭には必ず足を運びます。それは、何よりも時間をとって身を運んだということが、関係づくりには非常に重要なことだと心底わかっているからだと思います。

相手のために「時間を作る」ことの大切さ

先日、友人から聞いた話です。彼は、少し前に勤めている会社を辞めようとしていました。20年間、働いてきた会社だけれども、いろいろあり、もう続けられない、と。

彼は悩みに悩み、辞める決断をします。役員である彼は、その日自宅で仕事をしていた社長に電話をしてそのことを伝えました。社長は、ひと通り彼の話を聞くと、「今からすぐ行くから」と言って、電話を切り、会社に駆け付けたそうです。

社長には、いろいろな予定がほかにもあったでしょう。それをすべて脇に置き、わざわざ会社まで私の友人に会うために会社へ駆けつけたのです。

そして、会社で3時間話をし、社長がとことん自分の話を聞いてくれたと、友人は言っていました。彼の悩みに悩んだ末の決断は、社長が、彼のために時間をとってくれたことによって、ひるがえりました。

あなたは、関係を作るべき人のために時間を作っていますか? あなたなら、どのような時間を作れますか?

だれのために時間をとる必要があるか、どのような行為を通して時間をとるかを考えてみましょう。だれかのために時間を、と考えてみたら変わることが必ずあるはずです。

鈴木 義幸:コーチ・エィ代表取締役 社長執行役員

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