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「株価の乱高下」新NISA初心者はどうすればいい? 割安成長株投資の億り人に秘策を聞きました

東洋経済オンライン / 2024年8月13日 8時0分

株価の乱高下が続くとき、新NISAを始めたばかりの投資初心者はどうすればいい?(写真:Taka/PIXTA)

株価の乱高下が続いています。日経平均株価は7月11日に最高値の4万2426円をつけた後、同月26日の終値で3万7667円へと調整し、7月末には3万9101円まで戻しました。

高値をつければ、しばらく調整するのは相場の常です。今回の乱高下の前も、3月22日に4万1087円の高値をつけた後、4月19日に3万6733円まで調整し、そこからしばらくの間はボックス圏で推移しました。

しかし、今回の下落は正直、想定外でした。8月1日は前日比975円安、2日は2217円安となり、いくら何でもこれで下げ止まるかと思ったら、週明け5日には4451円安まで下げたのです。

とはいえ6日は3217円高、そして週末の9日は193円高となり、この時点ではひと息ついている状態ではありますが、まだまだ油断はできません。新NISAで株式や投資信託を買い始めた投資初心者の方は、この乱高下でどうすればいいか心配しているのではないでしょうか。

私は割安成長株投資の絶好のチャンスと考えます!

今回の暴落が生じた直後あたりから、ネットや各種メディアを通じて流れてきたのが、

「株価大暴落で新NISAは大丈夫か?」

「新NISAなんてやめて正解」

「退職金で新NISA 株価暴落に悶絶」

といった記事でした。

まあ、想像はつきましたけどね……。

でも大丈夫です。冷静になりましょう。

まず、新NISAの成長投資枠で日本株を買っている方は、もし現金余力があるならば、一定量を買ってもいいでしょう。ただし、全力買いはお勧めしません。あくまでも打診買いです。そして、もし買うのであれば、マーケット全体の下げに引きずられる形で下げた銘柄を狙うことです。

業績が悪化している、悪化する恐れがある銘柄は論外ですが、なかには売り上げがしっかり伸びていて、かつ利益も確保されているのに、今回、マーケットが大暴落したために、株価が崩れてしまった銘柄がけっこうあります。

この手の銘柄は、株価が割安になっているはずですから、絶好の買いチャンスでしょう。株価はいずれ業績を反映しますから、今回のようにマーケット全体が投げ売り状態になって株価が下げたとしても、いずれ戻ります。割安成長株投資の絶好のチャンスです。

暴落で大変な目に遭うのは信用取引をする投資家です!

そもそも今回のような暴落で大変な目に遭うのは、信用取引でポジションを持っている投資家です。

信用取引で買いのポジションを持つ投資家は、お金を借りて株式を買うことができます。これによってレバレッジを利かせられますが、その分だけ株価が暴落すると、証拠金の担保力を回復させるために追加で証拠金を入れて取引を続行するか、ポジションを閉じて、生じた損失を証拠金から差し引いて取引を終了するかを決断しなければなりません。どちらを選ぶにしても苦しい判断を求められます。

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