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"ポジティブな感情になるスイッチ"押すのは自分 ハイパフォーマンスを出す人のメンタル向上術

東洋経済オンライン / 2024年8月13日 16時0分

レベルが5以下だとハッとして「でも生きていてよかったよな。エネルギーを上げて、人生を楽しもう!」と言う。自分が望むレベルのポジティブな気を感じられていない自覚とそれに対する罪悪感が、パワーアップのモチベーションになることもあるのだ。

4 「スキンシップ」トリガー

私は、人から誰かに紹介されるたびに、その相手にハグをしている。それは、生まれつきハグ魔だからというわけではない。スキンシップが、いかに心身の健康と幸せに不可欠かを示す研究結果があまりにも多いので始めたのだ。

恵まれている自分への感謝も忘れない

5 「恩恵」トリガー

身のまわりでポジティブな出来事があるたびに、私は「なんという恩恵!」と言っている。これも、多くのハイパフォーマーたちが、日々、崇敬の念や神聖さを感じていると言っているのを参考にした。

神の恵みを心からありがたく思う宗教的な気持ち、あるいは、この世の美しさに対する感動と畏敬の念を指す。また、自分の人生における天与の贈り物に対し「恵まれていることへの罪悪感」を持っている人たちもいる。

自分はこれまであまりにも多くのものや機会に恵まれてきたので、恩恵を受けるにふさわしい者になるべく、お返しをする責任があると考えているのだ。聖なる感覚を日々の活動や交流に注ぎ込む能力は、スピリチュアル・インテリジェンス(魂の知性)という、もう1つの人間的知性だとする科学者もいる。

そんなわけで、取引が決まったり、誰かが大事な人に関する良い知らせを聞いたりするなど、何かしら予期せぬポジティブなことが起きると、私は「なんという思恵だろう!」と言っている。

6 「ストレス」トリガー

私は、事故による脳の損傷のせいで、常に焦りを感じ、ほぼパニック状態だった。だがある日、私はもう焦燥感とストレスとは縁を切ってやろうと決心した。ストレスは自分でつくり出しているものだから、もう生産をストップしようと決めたのだ。

私はもともと、混沌の中でも内なる平静と喜びを選択することはできると常に信じていたので、それを実行した。そして、手に負えない焦燥感に襲われそうになったら、立ち上がって10回深呼吸をし、「私が今集中できるポジティブなことは何か? 今取るべき、品格のある正しい行動は何か?」と問うことにした。

時とともに、この習慣が、ケガによるストレスフルな焦燥感を拭い去っていた。

私は、トリガーにつけ加えて、毎晩ジャーナリングをし始めた。昼間、うれしかったことを3つ書き出し、ほんの数秒間目を閉じて、そのときのことを追体験するというアクティビティだ。

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