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【お盆帰省で直面】「お墓の管理」今後どうする? 継ぐ人なし「独身・子供いない人」の賢い選択は?

東洋経済オンライン / 2024年8月14日 9時0分

屋内に設けた納骨スペースがある納骨堂は、比較的立地がよくお参りがしやすいものが多く、またお天気に左右されないというメリットもあります(写真:SA555ND/PIXTA)

結婚しても子どもをもたない夫婦、いわゆる「おふたりさま」が増えている。

共働きが多く経済的に豊か、仲よし夫婦が多いなどのメリットはあるものの、一方で「老後に頼れる子どもがいない」という不安や心配がある。

そんな「おふたりさまの老後」の盲点を明らかにし、不安や心配ごとをクリアしようと上梓されたのが『「おふたりさまの老後」は準備が10割』だ。

著者は「相続と供養に精通する終活の専門家」として多くの人の終活サポートを経験してきた松尾拓也氏。北海道で墓石店を営むかたわら、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、家族信託専門士、相続診断士など、さまざまな資格をもつ。

その松尾氏が、「継いでくれる人がいない場合のお墓事情」について解説する。

「親から子」「子から孫」へ引き継くのが一般的だが……

従来型のお墓は、お墓の使用者が代々引き継がれていくことを想定しています。

【ひと目でわかる】お盆帰省で直面する「避けて通れない」問題!「お墓の管理」今後どうすればいい? 「お墓を継ぐ人がいない」「独身・子供いない人」の賢い選択肢

つまり、子どもや孫へ、先祖代々お墓を継いでいくというのが、日本の一般的なお墓のスタイルです。

しかし、結婚しない人、結婚しても子どものいない人が増え、

「将来お墓を引き継いでくれる人がいない」という人が増えています。

あるいは子どもがいても、

「子どもに面倒をかけたくないから、お墓はもちたくない」という人もいるでしょう。

最近では前回の記事(【お盆休みに直面】将来「墓じまい」する人へ警告)でも解説したように「墓じまい」をする人も増えていますが、そうなると自分自身の遺骨はどうなるのか、気になるのではないでしょうか。

では、継承者がいなくても入れるお墓について、解説していきましょう。

継承者がいない場合は、「永代管理付きのお墓」や「納骨堂」が考えられます。

一括払いで一定期間管理してくれる「永代管理付き」も

永代管理とは、墓地管理者が永代にわたって遺骨やお墓を管理してくれるサービスです。

永代管理付きの場合、年間使用料などはかからず、費用は契約時に一括で支払います。そのため自分が死んだあとの費用の支払いがなく、安心です。

永代管理墓は、墓地と墓石、さらに管理費も合わせた価格設定となっており、一般的なお墓と比べるとコンパクトなものが多く、費用を安く抑えられる点、永代にわたって管理の心配がない点が人気を集めています。

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