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「黒い日傘をさす男性」に対する違和感の正体 ビジネスファッションに合う日傘の選び方

東洋経済オンライン / 2024年8月14日 8時20分

(写真:pearlinheart/PIXTA)

「日傘を差す」男性が増えています。まだ全国的な拡がりとは言えませんが「日傘は女性アイテム」というイメージを覆す勢いです。

【写真で見る】男性の日傘は何色を選べいいのか?

とくに目的地まで歩く電車移動の場合、「肌に突き刺さるような紫外線をどうにかしたい」と考える方も多いはず。都心部で日傘を差している男性を、例年以上に見かけます。

とはいえ、気恥ずかしさがありまだ一歩踏み出せない、ビジネスシーンで違和感がない日傘の選び方がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでビジネスファッションに合う「男性の日傘活用」について、のべ5409人のビジネスマンの買い物に同行してきた筆者がお伝えします。

男性に日傘が浸透してきた「2つの理由」

ウェザーニュースによれば、今年は「観測史上もっとも暑かった」という昨夏に匹敵する猛暑になる可能性があります。高温であることはもちろんですが、浴びるだけでピリピリするような日差しを感じませんか。このような「記録的な猛暑が、男性日傘の浸透に作用している」ことは想像できますが、「日傘は女性アイテム」というイメージを覆す勢いは男性日傘のラインナップ拡充も関係しているのです。

そもそも男性の日傘は、ここ数年の猛暑という一過性のものではなく、2010年ころから「日傘男子」というワードでメディアに取り上げられてきたという背景があります。仕事柄、その年のトレンドについて取材を受けますが、私自身はじめて「男の日傘」について質問を受けた時期が2009年でした。

当時、美肌意識の高い男性が増えてきたという文脈から「メンズの日傘が流行る」予測にピンと来ませんでしたが、今ではユニセックスの日傘を扱うショップも増えています。百貨店から傘専業ブランドまでさまざまな価格帯が登場していて、なかでも3000~4000円という手に取りやすいラインナップによって「一気にハードルが下がった」のではないでしょうか。

一方、日傘選びのコツについては「遮光やUVカット率」といった機能面の情報はあふれていますが、ビジネスファッションに合わせるコツは見かけませんので、今回は「日傘と服の合わせ方」にフォーカスします。

なぜ「黒い」日傘をおすすめしないのか?

ビジネスシーンの雨傘ならば、黒・紺・グレーを選んでおけば問題ありませんが、日傘の場合、このルールが当てはまりません。というのも「炎天下における黒い傘」は違和感だらけ。もちろん、色の選択は各人の自由ですが、とくに日傘初心者におすすめしたい「晴雨兼用」と呼ばれるタイプは、その性質上「生地に厚みがある」ため、選んだ色次第では余計に重く見えるのです。

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