1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「申込は7日で100人」なのに彼女が成婚できない訳 「1つひとつがトラウマ」と話すその理由とは?

東洋経済オンライン / 2024年8月15日 10時0分

「交際希望でお願いします。今までお見合いした中では、一番良かった。私の話も聞いてくれるし、自分のこともお話ししてくれる。とてもコミュ力が高くて、お見合いも楽しかったです。婚活をスタートして、初めて積極的に“おつきあいしたい”と思う方に出会いました」

たくまからも交際希望が来て、あつこは、ウキウキ気分で交際をスタートさせた。ところが、2度ほど会って“交際終了”を出してきた。その理由がこうだった。

「やたらと私に触れてこようとするんです。並んで歩いていても、腕と腕をくっつけようとする。この間はデートのときに、『きれいな髪だね』って髪の毛をすーって撫でてきた。あと、上りのエスカレーターで私が前に乗ったときに、『足が細いんだね』って足を触ってきました。ゾ〜ッとしました」

こうして、婚活スタートから2カ月。3人の男性とのお見合いは、うまくいかずに終了した。

「新しいお見合いを、どんどんしてくださいね」

筆者が言うと、あつこはこう返した。

「なんだか疲れてしまいました。まったく喋らないみのるさん。おしゃべりがすぎるとしおさん。そしてやっとまともに話せるたくまさんにお会いしたかと思ったら、体を触ってくる。もうヘンな人ばっかりで、1つひとつがトラウマになっています」

たった3人しかお会いしていないのに、もう「婚活疲れを起こした」と言う。

なぜ婚活疲れを起こすのか。

婚活がうまくいかなければ、婚活疲れを起こすのは多くの人が経験していると思う。ただそんななかで、3人とお見合いをして婚活疲れを起こす人もいれば、10人、20人とのお見合いあとに疲れる人もいる。

しかし、かつて筆者の相談所には「婚活アプリで200人の男性にお会いしたけれど、いい人がいなかったので、今度は結婚相談所で婚活をしたいです。相談所の人のほうが結婚への真剣度が高いと思うから」と、入会してきたさおり(39歳、仮名)がいた。

200人と会っても婚活疲れを起こさずに、活動の場をアプリから結婚相談所に移して、婚活をしようとしている。この違いはなんなのか?

それは、“気持ちの切り替えができるかどうか”にあるのだろう。

「会話が続かない、1時間経つのがとても苦痛なお見合いをした」「おしゃべりな男性で自分のことばかりを話し、私の話は聞いてくれなかった」「コミュ力の高い素敵な男性だと思っていたら、やたらと体に触れてきて、気持ち悪かった」

あつこは、その負の感情をずっと持ち続けている。しかし、さおりは「次に会う人と結婚できるかもしれない」と、果敢に新しい出会いを繰り返していく。

婚活にとって大切なことは?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください