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赤ちゃんの防災「誤った」ライフハック情報に注意 被災時の授乳や赤ちゃんのお世話どうする?

東洋経済オンライン / 2024年8月15日 9時30分

のぞき自体が犯罪に該当する場合があるだけでなく、不安になった母親の授乳回数を減らしてしまうので、赤ちゃんの生命維持をも脅かすことになる許し難い行為です。安心して授乳できる場所の確保はとても重要になります。

子育て世代の皆さまが自助として備蓄することはもちろんのこと、ふだんから避難所運営訓練に参加していただき、授乳室の確保や避難先での性犯罪防止策に関わっていただければと思っています。

特に巨大地震となると、行政職員や自主防災組織も被災するので、当事者が動くことが重要になります。地域の皆さまも、加害者が加害しにくい環境整備にご協力をお願いします。

使い慣れない防災グッズがリスクになることも

防災グッズはコンパクトさが利点ですが、トイレットペーパーの芯よりも小さいものは赤ちゃんにとって誤飲リスクがあります。災害時は、いつもよりも赤ちゃんに目が行き届かなくなるので、小さい防災グッズは利用しないことも検討してください。

たとえば電池はとても役にたつものですが、災害時にボタン電池などを誤飲し病院に行けない状態になると命にかかわります。佐久医師会「教えて!ドクタープロジェクト」での実験では、ベーコンの上に置いたボタン電池の高い電圧でベーコンは5分で溶け始めています。

そのため、津波や土砂災害から避難する際、両手が空くLEDライトを紹介していますが、赤ちゃんがいる家庭にはさらに電池式よりも充電式をお勧めしています。

充電式のほうが、LEDライトの本体が軽くなりますが、モバイルバッテリーの備蓄が必要になります。

また、ブランケット全般が赤ちゃんにとって窒息のリスクがあるので、災害時もふだん使っているものを避難グッズとする方が安心です。

そのほかの子育て家庭での備蓄や準備

そのほかの子育て家庭の防災グッズの準備の注意点も「教えて!ドクター」のフライヤーとしてまとめています。

ちなみにお風呂に水をためることは、2歳以下のお子さんがいる場合は溺水のリスクがあるので勧められていません。

母子手帳は重要なページをあらかじめ写真に撮っておいてください。そのほか、避難にとって大切な情報もフライヤーにしており、無料でダウンロードいただけますので、ご活用いただければと思います。

【画像】災害に備えて読んでおきたいマンガやイラスト図解など(15枚)

あんどう りす:アウトドア防災ガイド

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