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結果出すリーダーの「チームメンバー」管理のコツ 人数も多い中で、それぞれどう仕事割り振る?

東洋経済オンライン / 2024年8月16日 17時0分

(写真: metamorworks / PIXTA)

会社のチームをどう切り盛りすればいいかは、ビジネスリーダーにとっての「永遠の課題」です。とくにチームメンバーの数が多い場合、彼らのモチベーションを維持し、目指す方向性をコントロールするマネジメント業務は困難を極めます。NECでリーダーとして1000人規模のプロジェクトを何度も率いた経験を持ち、現在ではコンサルタントに転身した五十嵐剛氏の著書『結果を出すチームのリーダーがやっていること』から一部を抜粋・再編集し、マネジメントのコツを紹介します。

7人のサブリーダーどう管理する?

これまで、大所帯のチームの管理を1人で任されたときには、自分の下にサブリーダーを立てたほうが、仕事が効率よく回ることをお伝えしました。

【写真】『結果を出すチームのリーダーがやっていること』(五十嵐剛著)では、チームマネジメントのコツを解説

役職者や、能力の高い人をサブリーダーに任命し、彼らだけに指示を出します。サブリーダーには、それ以外のメンバーに指示をしてもらうのです。ピラミッド型のように、上からの指示がメンバー全員にいきわたるようにするわけですね。

そこでは、リーダーが直接指示を出すサブリーダーは7人が最適であるともお伝えしました。

では、ここで想像してみてください。

あなたのチームには7人のサブリーダー(直属のメンバー)がいて、あるプロジェクトを任されました。仕事量的には、7人で割り振るとちょうど1人当たりの稼働率が80%程度になる見積りです(メンバーへの仕事の割り振り方は、実際には仕事量だけではなく各人の役割や機能も考慮しますが、今回はわかりやすく仕事量だけで割り振るものと仮定します)。

この場合、リーダーのあなたは、7人のメンバーにどのように仕事を割り振りますか? 7人全員に、均等に割り振るでしょうか?

私なら、絶対に「均等割り」はしません。

1人は予備として残し、6人に振り分けます。

もちろん予備の1人も完全に遊ばせるわけではなく、通常業務や各サブチーム間の調整業務などを担当してもらいます。

長いマネジメントの経験から、以下の3要素に備えることを考えるからです。

1人を予備として残す3つのワケ

要素① 【想定外の突発事象の対応に備えるため】

予定どおりに物事が進んでくれればよいのですが、世の中、思いもしない突発事象が発生するものです。そのような状況では、たいていは時間的な猶予もなく、緊急対応を迫られます。

その際、チームに1人でもすぐに動けるメンバーがいると、対応がグッとラクになります。

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