1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「男性の体臭問題」俺たち結局どうすればいいのか 汗の臭い、生乾き臭をおさえる実践的な方法

東洋経済オンライン / 2024年8月17日 9時0分

(撮影:今井康一)

ニオイの悩みは、周りに相談しづらいセンシティブなもの。とくに独り暮らしの方は、家族からの指摘もないため「まわりに迷惑をかけていないか、不安になる」という声を耳にします。

のべ5409人の買い物に同行し、トータルコーディネートしてきた筆者の元には、この時期「ニオイ対策」について相談が増え、なかでも各社からさまざまな対策商品が出ていて、「自分に合うものが分からない」という悩みも多いのです。

自身もプロユーザーとしてニオイ対策の研究と実践をしてきた筆者が、ビジネスマンの汗臭対策について多角的に解説します。

汗の分泌を抑えるアプローチ

「汗=ニオイ」と思われがち。ですが汗自体が臭うのではなく、皮膚に常駐している菌が汗を分解するときに生じるガスこそ「ニオイの原因」であることは、あまり知られていません。2種類ある汗腺のうち、脂質やタンパク質、アンモニアも含まれる汗は、脇に集中するアポクリン腺から分泌するため、汗がニオイに変わる前に、こまめに脇を拭きたいところです。

とはいえ業界や職種によっては、脇汗を拭えるタイミングが頻繁にあるとは限りません。だからこそ、そもそも「汗の分泌を抑える」アプローチも対策になります。

十数年前、汗臭が気になった私はクリニックで相談し、水溶性の塩化アルミニウムを処方されました。塗ることで「汗の分泌が減らせる」というもので、この分野に興味を持った私は、塩化アルミニウムと同様の効果をもつミョウバンに着目したのです。

「汗腺を閉じて汗を出しづらくする」収斂作用があるミョウバン。なかでも「天然アルム石を、水で濡らして脇に塗る」というものが、私の場合、朝のルーティーンに組み込みやすく導入しました。

朝シャワーを浴びたあと、タオルで水分を拭いつつ、アルム石を塗るという流れです。その効果は、個人的感想として「汗の分泌が4分の1程度減少した」感覚。ただし、そこまでせずとも普段から着用する肌着の選び方ひとつで、汗臭のあり方も変わります。

汗を乾かす機能がついた肌着

あなたはポロシャツやワイシャツの下に、どんな素材の肌着を身につけていますか。肌着なしでは、汗がトップスに染みこんでいくため、「ポロシャツやワイシャツ自体がニオイの原因になってしまう」という考えは周知のとおり。高温多湿の日本におけるビジネスマンの肌着着用率は100%に近いと思いますが、肌着は天然繊維と化学繊維のものに分かれるのです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください