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「男性の体臭問題」俺たち結局どうすればいいのか 汗の臭い、生乾き臭をおさえる実践的な方法

東洋経済オンライン / 2024年8月17日 9時0分

2010年代中盤くらいまでは、化学繊維よりも「汗を吸う」天然繊維のコットン肌着が定番でしたが、今では機能下着が定着してきました。各社で見かける機能下着は、接触冷感や消臭効果など、天然繊維にはない機能を有するもの。なかでもドライ機能があるものを、私はおすすめしています。

とくに「毛細管現象」という科学的アプローチを採用したユニクロのエアリズム(デオドラントメッシュシリーズ)に注目。脇から分泌された汗が、肌着全体に分散されることで、汗を蒸発しやすくするという同商品は、毎年バージョンアップを重ねています。それでも脇汗ケアの必要はありますが、拭う頻度は下げられるはず。

また菌に分解される前に拭き取ることは汗臭対策のひとつですが、「どんなツールで汗を拭うか」という視点も見逃せません。とくにミニタオルやハンカチで拭っている人は要注意です。というのも皮膚常在菌も付着してしまうため、タオルやハンカチで脇を拭うことは、結局「菌が汗を分解する」原因になってしまう可能性が高いから。そこで私は、使い切りのデオドラント制汗シートを推奨しています。

ちなみに汗を拭きとりやすくするため、私自身は数年前からカミソリで、脇のムダ毛を定期的に処理しています。そこまでやる必要はないかもしれませんが、実際のところ、汗は拭きとりやすくなっていることを報告いたします。

ノンアイロンニットシャツの盲点

ドライ機能のついた肌着を選んだとしても、半袖シャツやポロシャツの袖まわりがピタッとしていては、脇に汗が溜まってしまいがちです。ビジネスシーンにおける半袖シャツやポロシャツをスタイリッシュに見せるには「アームホールがピタッとしたものを選ぶ」というセオリーがありますが、汗臭対策には反比例してしまうのです。そこで、半袖シャツやポロシャツの生地感にもこだわりましょう。

ここ数年、ポリエステル100%で編んだニットシャツが流行っています。商品名は企業ごとに異なりますが、ポロシャツのように柔らかな生地感のワイシャツで、洗濯シワがまったくつかないため「ノンアイロンニットシャツ」と呼ばれることもあるようです。機能のお陰で重宝されていますが、コットン混紡シャツに比べて、汗が溜まりやすい傾向にあります。汗臭について懸念がある場合、同じノンアイロンであってもコットンが混ざっているものを選びましょう。

ゲリラ豪雨や台風が増えるこれからの時期、衣服の生乾き臭にも気を付けたいものです。というのも体臭と思われていたものが、実は服のニオイだったということもあります。とくに独り暮らしの男性は、帰宅が遅い平日、「部屋干しせざるを得ない」という方もいらっしゃるはず。

見落としがち!生乾き臭のワナ

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