1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「島の山」の価値が500倍もはね上がった驚きの訳 電柱があれば何もしなくても収入が得られる?

東洋経済オンライン / 2024年8月19日 17時0分

それまで誰も見向きもしなかった「二束三文」の山だからこそ、地価が500倍以上も高騰して、高値で売買されることになったのです。

島にある山は、数は限られ、面積も限定的ですから、そこを欲しい人たちが現れると、一気に価格が上昇して、高値で売買される可能性を秘めています。こうした急激な高騰が期待できることが、島の山投資の醍醐味の一つであり、最大のロマンでもあるのです。

「山」で新たな利益を生み出す

現代はSNS全盛の時代ですから、インスタやTikTokのショート動画などで注目されると、一気に人が集まってくる……という現象が日常化しています。それまで閑古鳥が鳴いていた観光地や飲食店が、ある日、突然、超人気スポットになることは、すでに珍しくない状況になっています。

島にある山を手に入れて持っておけば、その希少性が価値を生み出す日を楽しみに待つことができますが、ラッキーが訪れる日を漠然と待つだけでは、投資としての旨味がないだけでなく、面白みにも欠けます。

大事なポイントは、手に入れた山のポテンシャルを活かして、さまざまな形で利益を生み出す仕組みを作ることにあります。

僕が実践しているのは、チャンス到来の日を座して待つのでなく、山を活用して着実に利益を積み重ねながら、ビッグチャンスがやってくる日を心待ちにする……という作戦です。

手に入れた山の活用法は、次のような取り組みが有効と考えています。

【活用法①】キャンプやグランピングの場所として貸し出す
【活用法②】サバイバルゲーム場やアスレチック施設を作る
【活用法③】近くに駐車スペースがなければ、駐車場を作る
【活用法④】松茸やタケノコなど、採ったら売れるものを収穫する
【活用法⑤】杉やヒノキなど、加工すれば売れる樹木を育てる
【活用法⑥】太陽光発電の設備を整えて電気を売る
【活用法⑦】農園や果樹園を作ったり、貸農園として貸し出す

僕の場合は、樹木の育成や加工などが軌道に乗ったため、自分で永野林業という会社を興して、新たなビジネスをスタートさせています。

この会社は、山で木を育て、森を作り、そこで成長した木を伐採して、木材に加工して売る……ことによって、利益を上げるだけでなく、山や自然環境を守ることを目的としています。

手に入れた山を上手に活用できれば、さまざまなビジネスチャンスを生み出すことができるのです。

入手した山が「保安林」に指定されている場合は、樹木の伐採制限や地形の変更制限、伐採後の植栽義務などがあるため、事前にチェックしておく必要がありますが、山を有効活用することは、山の価値を高めることにもなります。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください