1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「島の山」の価値が500倍もはね上がった驚きの訳 電柱があれば何もしなくても収入が得られる?

東洋経済オンライン / 2024年8月19日 17時0分

自分のアイデアを活かして、利益を得るための新たなチャンネル(ルート)を作れることが、山投資の面白さでもあるのです。

山に電柱があれば「電柱敷地料」が入る

山を手に入れても、有効活用するような時間はないとか、面倒なことはやりたくない……という人もいると思います。

そんな人であれば、黙っていても、何もしなくてもお金が入ってくる仕組みがあることを知っておく必要があります。「電柱敷地料」というものがあるのです。

電柱敷地料とは、自分が所有している土地に電柱があると、電力会社から毎年もらえる賃貸料のことを指します。自分の土地に電柱があるというのは、それを設置するための場所を電力会社に貸していることになるため、賃貸料として電柱敷地料が支払われるのです。

電柱敷地料は、山に限らず、宅地や田畑であっても発生しますが、その金額は地目(土地の用途)によって異なります。

【山林】年間200~300円
【宅地】年間1500円
【田畑】年間1700~1900円

山の場合は、固定資産税の評価額が30万円以下であれば税金がかからず、ほとんどの山は1万から2万平方メートルまでは無税となりますから、固定資産税の安い山は電柱敷地料も安く抑えられています。

「宝探し」のような楽しさを体験

逆に、宅地は年間数万円の固定資産税を払っているため、電柱敷地料が高く設定されており、田畑の場合は電柱が農作物の栽培や収穫の邪魔になるという理由で、最も高く設定されているのです。

山に電柱があれば、年間で200円から300円の電柱敷地料がもらえますが、その金額を低さを甘く見るのは禁物です。

山に電柱が1本だけというのレアケースで、最低でも複数本あり、場所によっては何十本もの電柱が連続して立っていることも珍しくありません。

山の数が増えていけば、電柱も相当な数になるため、少なからぬ「不労所得」となります。山を手に入れてから、現地で電柱の数を確認する作業をすれば、まるで「宝探し」のような楽しさを体験できるのです。

永野 彰一:投資家・事業家

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください