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「電車で化粧」に小さなストレスを感じる人の特徴 「何となく疲れる」人の背景にある"かくれ繊細"

東洋経済オンライン / 2024年8月19日 13時0分

「かくれ繊細さん」ゆえの疲れとは?(写真:primagefactory/PIXTA)

小さな出来事にストレスを感じて、とても疲れやすいかくれ繊細さん(=HSS型HSP)。繊細で傷つきやすいHSP(Highly Sensitive Person)の側面を、外向性、社交性、積極性という別の側面(HSS=High Sensation Seeking)により表面化しないよう、カバーしています。

HSS型HSP専門心理カウンセラー・時田ひさ子さんの、かくれ繊細さんの疲れのとり方をお伝えする『かくれ繊細さんのめんどくさい疲れを手放す本』(清流出版)から一部をご紹介します。

かくれ繊細さんは疲れやすい!

マイクロストレスという概念がクローズアップされ始めました。

マイクロストレスとはその名の通り「小さいストレス」のことで、道が渋滞しているとか、電車が混んでいるとか、メールの返信がなかなかこない、パソコンの起動が遅い、仕事の遅いチームメイトを助けたり終業間際に急ぎの仕事を頼まれたりした時などに感じるストレスを指します。

マイクロストレスの研究者(アメリカのバブソン大学准教授のロブ・クロスら)は、大半の人が当たり前ととらえることがストレスの要因となってしまう人たちがいると指摘しています。

“能力が高いながらも、なぜか燃え尽きているように見られる人が非常に多く見られた。しかし詳しく調べると、その原因がわかる。時間の経過とともに蓄積されたマイクロストレスだ。”(引用:ハーバード・ビジネス・レビュー、2020)

大きなストレスがあるわけではないにもかかわらず、じわじわと、意思決定が難しいと感じたり、モチベーションを上げにくいと感じるようになったり、生産性が下がったり、疲労感、孤立感が増したりして、体調を崩したりするのです。

日常には、マイクロなストレス要因がたくさんあります。たとえば、

・電車の座席で足を組んだり、化粧をしている人を見たとき
・店内の通路をふさぐ人に遭遇したとき
・重いマイバッグが腕に食い込むとき
・出入口ではち合わせした時、よけて待っていたのに当然のような態度で通過する
 人を見たとき
・シャツからはみ出す下着を見たとき
・気になるにおい
・寒すぎるとき、暑すぎるとき、湿度が高すぎるとき、風が強すぎるとき
・服のなにかが体に当たって気になるとき
・誰かが自分をチラッと見る目線
・自分のすぐ目の前を横切る暴走ぎみの自転車
・無表情な人
・レジで支払いをしたいだけなのに、決済方法の選択でまごつくとき
・買いたい商品の値段が想定よりも高いとき

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