1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

大波乱後の日経平均は9月以降最高値をとれるか 外国人投資家は割安な日本株をスルーできない

東洋経済オンライン / 2024年8月19日 10時30分

私は「政府に忖度する植田日銀」は、景気指標を見ながら慎重に利上げをしていくと思っている。アメリカの金融当局が9月以降連続で利下げをするのは確定的ながら、一方の日本は政局とぶつかるこのタイミングで9月の利上げは難しいだろう。実際、16日の時点ではドル円相場も1ドル=147円台に戻っている。

アメリカ(共和党・民主党)や英国(保守党・労働党)など海外の政局と違い、日本の政権交代は、何度か例外はあるが、今回もいわば自民党内部の事象にすぎない。岸田首相はデフレ脱却宣言を出す前に退陣となりそうだが、新政権は初動の段階で、国会解散とともにデフレ脱却宣言を出す可能性もある。誰に決まっても新政権へのご祝儀相場の可能性も出てきた日本株を、外国人投資家はスルーできないと思っている。

もちろん、1990年や1996年など、過去重要な局面で何度か犯して来た政府・日銀の「大失策」が今回起きないとは断言できない。値動きの激しい現在、投資家は常に余裕を持って行動すべきだ。かつ、前向きに。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

平野 憲一:ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください