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時間に追われる「仕事を断れない人」の深刻盲点 「仕事多すぎ」の原因は、"数値"で断る技術不足

東洋経済オンライン / 2024年8月21日 10時0分

研修などの指導現場でビジネスパーソンのみなさまを見ていると、数値化というビジネススキルのあり方が10年前と明らかに変わったことを実感します。

10年前であれば、数値化というテーマは「攻め」のスキルでした。収益化するため。新規事業を立ち上げるため。仕事を獲っていくため。自分の市場価値を認めてもらうため。このようなことを目的に数値化が必要ですというメッセージに深く頷く人も多かったように思います。

しかし現代はまったく違います。やりたくない仕事をやらなくて済むように。自分にとって自由な時間を創出するために。先輩や上司に対して「NO」と言えるように。このような提案がとても刺さります。数値化が自分を守るためのスキルに変わったのです。

そのことの是非はここでは論点にしませんが、そのような時代になったことだけは間違いありません。

そんな「守り」の時代にいきいきと仕事をしているビジネスパーソンは、例外なく仕事の「断り方」がうまい。そのためのテクニックとして、普段からの人間関係や言い方などコミュニケーションスキルは重要かもしれません。しかし最後の決め手になるのは、やはり数値化された根拠でしょう。

忙しい現代のビジネスパーソンにとって、業務改善とは仕事を断ること、あるいはこれまでやってきた仕事を捨てることと同義です。「抱えている仕事が多すぎる」や「今の仕事の仕方を継続させることで精一杯」と悩んでいる人ほど、2つの数値化をぜひ取り入れてみてください。

深沢 真太郎:BMコンサルティング代表取締役、ビジネス数学教育家

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