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常にスマホを充電しておきたい人に言いたいこと 必ず知っておくべきバッテリー寿命を延ばすコツ

東洋経済オンライン / 2024年8月22日 10時0分

電源が取れるところではスマホをコンセントにつながないと気が済まない人をよく見かける。気持ちはわかるが、こまめに充電するのは実はバッテリーに一番よくない(写真:mits/PIXTA)

家でも外出先でも電源が取れるところではスマホをコンセントにつながないと気が済まない人をよく見かける。私はそれを見て、喫煙者が喫煙所を探し回っているのを思い浮かべてしまう。ほぼ、中毒だ。完全にバッテリーがヘタってしまったスマホを使っているなら仕方ないが、最新のスマホでもそれをやっているのだ。

【画像で見る】iPhoneでは、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」とたどればバッテリーの状態を確認できる

完全にクセになっているのだと思うが、スマホをこまめに充電するのは、実はバッテリーに一番よくない。それはなぜか。

ちなみに最近のスマホには“ケア充電”なる機能があり、どのようなタイミングで充電を行ってもバッテリーに負担がないように設計されている。しかし、そのこと=充電を求めさまよう必要はそもそもないということだ。

負担をかけずバッテリー寿命を延ばすコツ

ケア充電は、充電すべきではないタイミングでは、電源をつないでもスマホを充電しなかったり、充電速度を遅くしてバッテリーへの負担を軽減するというもの。その仕組みや設定方法、それから急速充電やQi2が端末のバッテリー寿命にどう影響するかなどを含め、解説する。

「スマホ充電を根本から変える3つの処方箋」

現代社会において、スマートフォンは私たちの生活に欠かせない存在となっている。しかし、その便利さと引き換えに、多くの人々が新たな"依存症"に苦しんでいる。そにひとつに、スマートフォンの充電に関する過度の不安と強迫的な行動が挙げられる。

しかし、皮肉なことに、このような“こまめな充電行為”は、長期的に見るとバッテリーにとって最悪の扱い方だ。なぜ、このような矛盾が生じるのか。その仕組みを理解するには、スマートフォンの電源であるリチウムイオンバッテリーの特性を知る必要がある。

知っておきたい正しい充電方法

スマホに搭載されているリチウムイオンバッテリーは消耗品だ。日々使用する中で徐々に蓄電能力は失われていく。充電と放電を繰り返すたびに、バッテリーの容量は少しずつ減少していくという宿命を背負っているのだ。一般的な目安として約500回の充放電サイクルを経ると、バッテリー容量は初期の70%から80%程度にまで低下する。つまり、毎日充電を行う使用者なら、1年半ほどでバッテリーの劣化を実感し始める。

しかし、この劣化プロセスは私たちの日常的な充電習慣によってさらに加速される可能性がある。

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