常にスマホを充電しておきたい人に言いたいこと 必ず知っておくべきバッテリー寿命を延ばすコツ
東洋経済オンライン / 2024年8月22日 10時0分
ガラケー時代には、電池パックは最も簡単に交換できた。現在のスマートフォンは電池は筐体に内蔵されており、簡単に交換できる機種は少ない。京セラのTORQUEシリーズのようなアウトドア向けの機種を除けば、電池パック交換式のスマホは絶滅危惧種と言える。
しかし、多くのスマートフォンは、メーカー修理という形でバッテリー交換を受け付けている。この選択肢は、思いのほか手軽で効果的な解決策だ。
iPhoneの場合、AppleCare+に加入しているか、または標準保証期間内(1年)であれば、バッテリーの最大容量が80%未満になった場合、無償で交換できる。これは多くのiPhoneユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるだろう。
交換のメリットは、新品同様のバッテリー性能を取り戻せることだ。初期費用と、本体を預ける手間がかかるが、長期的に見れば最も経済的な選択肢だ。
処方箋3:バッテリーシェアサービスを利用する
スマホのバッテリー切れが心配でならない人にとって、モバイルバッテリーのシェアサービスは魅力的な選択肢といえる。近年、コンビニやカフェ、駅ナカなどでモバイルバッテリーを手軽にレンタルできるサービスが広がっている。出かける際、駅のレンタルボックスでバッテリーを借り、帰りにコンビニで返却するといったふうに気軽に利用できる。
業界最大手「ChargeSPOT」は、国内に4万台以上のバッテリースタンドを設置し、多くのユーザーが利用している。貸出はスマホアプリで行い、返却はバッテリーをボックスに預けるだけと非常にスムーズ。利用料は1時間未満が330円、1時間以上3時間未満が430円となっている。
サブスクリプション型サービスの「ChargeSPOT Pass」もある。月額390円で1回までレンタルでき、2回目以降は1回ごとに390円の追加料金が発生する仕組みだ。月額料は上限1950円に設定されているので、頻繁に利用する人にとっては経済的にもお得な選択肢となる。
日頃から1と2で紹介した方法でバッテリーの健康を維持することが大切だが、どうしても充電が必要な場面で、ChargeSPOTのようなモバイルバッテリーのシェアサービスを上手に活用するといいだろう。自分のライフスタイルに合ったプランを選び、賢く利用することで“スマホ充電ゾンビ”にならずに済むかもしれない。
石井 徹:モバイル・ITライター
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