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痩せたいなら「ジムには風呂目的で通う」が"正解" 「運動する習慣を付けよう」なんて考えなくてOK

東洋経済オンライン / 2024年8月23日 20時0分

習慣化の最初のフェーズで大事なことは「成果を上げること」ではなく、「定着させること」です(写真:buritora/PIXTA)

続けたくても、続かない。健康のため、ダイエットのため、自己研鑽のために、何か新しいことを始めようと試みるものの、長続きしない。そんな経験を持つ方は多いでしょう。

でも、大丈夫です。あきらめる必要はありません。なぜなら、それはただ単に「潜在意識を味方につける」方法をとっていないから。最新の研究データとコーチングの理論を応用し、潜在意識をコントロールすれば、誰でも簡単に習慣を身につけることができます。そして、なりたい理想の自分に変われるのです。

コーチングを活用した独創的な手法で企業の人材育成・組織開発のサポートを行う三浦将氏の新刊『改訂新版 自分を変える習慣力』をもとに、仕事や人生を変える習慣化の方法を3回にわたり解説します(今回は1回目)。

3週間続ければうまくいく

習慣を定着させるためには、まず3週間続けましょう。

【図で見る】何かを習慣化するためには「ティッピングポイント(成長曲線)」がカギとなる

そして、それが3カ月続けば、ほぼ習慣となります。

習慣化の最初のフェーズで大事なことは、「成果を上げること」ではありません。「定着させること」です。これは、どれだけ強調してもいいぐらい、大事なことです。初期の目的を定着させることだけに焦点を当て、成果を上げることには期待しない、執着しないというスタンスが正解です。

例えばダイエットなら、最初の3週間をダイエットのための運動の習慣や、食事コントロールの習慣を定着させることに集中し、この段階では体重の増減に一喜一憂しないということです。

だから、初期は無理な食事制限や過度な運動は控えることが大切になってきます。苦痛の感情を作ってはいけないのです。

ランニングの例でいえば、毎日10キロではなく、毎日1キロでも、300メートルでもいいのです。少し物足りない程度で、「もうちょっと走りたい」くらいの方が、むしろいいです。

これを3週間続ければ、毎朝走ることが「当たり前」になってきます。「もうちょっと走りたい」くらいの感覚で続けていると、走ることが 「快の感情」 と結び付いてきます。

先ほどの毎日10キロのケースとは、正反対の感情が生まれてきます。そして、それに合わせ、自分のペースで2キロ、3キロと距離を増やしていけばいいのです。これが、潜在意識をうまくコントロールしながら、プログラムを書き換えていく最良の方法です。

スポーツクラブは風呂のために通う

スポーツクラブに通うにしても、最初からハードメニューをやれる人はいいですが、それを無理にやる必要はありません。むしろ、やらないでください。

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