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医師が警告「生活習慣病」招く3つの身近な食品 依存性のある「超加工食品」が血管をむしばむ

東洋経済オンライン / 2024年8月24日 18時0分

むしろ、糖分は大切なものだからこそ、人は食べようと欲するわけで、筋肉や内臓に脂肪として貯蔵される生命維持に必要な栄養素であり、特に脳にとっては重要なエネルギー源なのです。

ただ、過剰な糖質制限をしない限り、お米やパンが主食の現代の食生活で糖質不足になることはありません。まずお米やパンはおかわりしたり、大盛りにしたりしない。そして甘いものをバクバク食べないなど、過剰な糖質摂取をしないように意識した食生活を心がけることです。

ですから、お昼ごはんなどには菓子パンではなく、ほかのパン。どうしても甘いパンが食べたくなったら、血糖値の上がりにくい菓子パンなどもありますから、そういったものを探してもいいでしょう。

体にさまざまな悪影響を及ぼす「AGE」

次の食べないほうがいいものは、クッキーです。

クッキーには薄力粉、バター、砂糖、卵などが使われていて、糖質とともに、脂質が多く含まれています。先ほどは糖質が血液に多く溶け込むとマズいという話をしましたが、脂質も同様に過剰な摂取は避けたいというところを考えると、クッキーはあまりよろしくない食べ物になります。

避けてほしい最後の食材は、ポテトチップスです。映画なんかを見ながらのポテチはもう最高ですが、これも良くはないんですね。理由は「AGE」です。

聞きなれない単語だと思いますが、これは近年注目され始めたもので、日本語だと「終末糖化産物」と言います。なんだか仰々しい名前ですが、要は糖が過剰にこびりついたタンパク質の成れの果てだと思ってください。読んで字のごとく、終末=最後の最後に、糖化=糖によって変化して、産物=できたものということです。

このAGEは、強い毒性を持ち、体の老化を引き起こし、アルツハイマー型認知症、白内障といった病気の原因にもなるといわれています。

例えば、肌のコラーゲンに悪さをしてしまいます。コラーゲンは、いわゆる肌のバネのような役割を担っています。肌を押してもぷるんとした弾力性があるのは、このコラーゲンのおかげです。しかし、このコラーゲンにAGEがついてしまうと、さびて弾力性のなくなったバネへと変身してしまうのです。

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また、このAGEは、血管についちゃうんですよね……。ついちゃうと……、脂と糖と同じように「炎症」が起こってしまい、動脈硬化が引き起こされてしまうのです。

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