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「親しき仲にもプライバシー」を守るiOSの新機能 パートナーとの信頼と個人の秘密を両立できそう

東洋経済オンライン / 2024年8月27日 13時0分

まず、『ロックされた非表示アプリ』という機能は、特定のアプリを『非表示』という秘密のエリアに隠しておく機能だ。

アプリアイコンを長押しすると表示されるコンテキストメニューで『Face IDを必要にする』を選択すると、非表示になる。

アプリを表示するには、アプリライブラリの下端にある『非表示』の領域をタップし、あらためてFace IDで認証する(パスコードの入力でも表示できる)。

この設定をしたアプリはホーム画面に表示されないだけでなく、設定画面にも表示されなくなる。しかし、バッテリー消費を示す部分に非表示にしたアプリの姿が現れることがあった。現在、パブリックベータとして提供されている機能なので、公式リリースの際に仕様が変更される可能性はあるが、油断はならない。

見つかったら人間関係を破壊しそうないアプリは、そもそも入れておくべきではないが、あえて人に見せたくない、見られてもいいけど説明が面倒そうなアプリを隠しておくのにちょうどいい機能と筆者は感じた。

スマホも画面が大きくなり、いつ覗かれても不思議じゃない。スマホからプレゼン資料をプロジェクターに映し出す機会もありそうだ。ふとした瞬間、見られたくないアプリが表示されることは、いつでもあり得る。

そういうアプリは、後ろめたさなど感じず、この機能を用いて見えなくしておけばいい。Face IDで認証すれば一瞬で再び現れるので、頻繁に使用するアプリでも利便性を損なうことはない。

写真も“一応”隠しておける

写真アプリでも、写真を選択して『非表示』を選択するとサムネイルが見えなくなる。

iPhoneの画面で直接、写真を人に見せる機会は多い。中には飲み会でハシャギ過ぎた写真や、ちょっと恥ずかしいけど削除したくないなんて写真もあるかもしれない。そんな写真が、不意に人の目に触れるのを防げるのだ。

最近のiPhoneやMacには、スクリーンセーバーにランダムに写真を表示したり、『最近、または過去の日々』としてスライドショーを作り、それをウィジェットに表示する機能がある。そこに望ましくない写真が表示され、場の空気を凍らせたり、余計な説明が発生したりするのを防げる。

写真アプリの場合も、Face IDでロックを解除できるほか、パスコードで再表示できる。

ただし、写真自体は目に付かなくなるが、『非表示』という項目が出現するので、これを見られ、何が非表示になっているか詰め寄られる可能性はある。

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